ユーザーコンテンツ活用の『Letro』に新機能 複数のABテストを自動で行いながら検証が可能に
アライドアーキテクツ社は、ダイレクトマーケティング特化型UGC活用ソリューション「Letro」において、複数のABテストを自動で行いながら検証を可能にする新機能の提供を開始した。
運用工数削減とPDCAサイクル高速化を実現
ソーシャルテクノロジーによる生活者マーケティングの実現を支援しているアライドアーキテクツ株式会社(東京都渋谷区、代表取締役CEO 中村壮秀、証券コード:6081)は今回、ダイレクトマーケティング特化型UGC活用ソリューション「Letro(レトロ)」において、UGC施策の運用工数の大幅な削減とPDCAサイクルの高速化を実現するために、複数のABテストを自動で行いながら検証を可能にする新機能の提供を開始した。
なお、UGCとは、User Generated Contentsの略称で、企業ではなく一般ユーザーによって制作・生成されたコンテンツのことを指す。
複数のA/Bテストを同時に実施可能に
ダイレクトマーケティング特化型UGC活用ソリューション「Letro」とは、Instagram上にユーザーが投稿した写真や動画(UGC)を収集し、投稿者の許諾を得た上でSNS 広告やECサイト、ブランドサイトなどのクリエイティブとして活用できるSaaS型プラットフォームだ。
生活者視点である「ユーザーファースト」なクリエイティブを活用することで、ユーザーの視覚・感覚に違和感なく馴染むマーケティング施策が可能となり、施策全体の成果を高めることができるという。2016年のサービス開始以来、食品や化粧品の大手メーカーをはじめとする多数の企業に導入されており、2017年11月にはInstagramおよびFacebookの公式マーケティングパートナーに認定されている。そこへ新機能が加わった。
◆[新機能]パターンテスト機能
UGC有無に加え、UGCの表示デザイン複数パターンなど、複数のA/Bテストを同時に実施できる。これにより、複数のABテストを自動で行いながら検証結果を得ることができるため、運用工数の大幅な削減とPDCAサイクルの高速化を実現し、マーケティング施策のさらなる成果向上につなげることが可能となる。
「勝ちパターン」を見つける
同社では、新機能提供開始の背景として次のように述べている。
「当社は、デジタル広告やオウンドメディア、SNSアカウント運用をはじめとするデジタルマーケティング施策の成功には、生活者の視覚・感覚に違和感なく馴染むクリエイティブこそが最重要であると考え、かねてよりLetroのサービスを通じて、生活者に受け入れられやすいInstagram上のUGC(写真・動画)のクリエイティブへの活用を支援し、これまで多くのD2Cメーカーや通販企業をはじめとする広告主企業に支持されてまいりました。
こうした施策には、KPIの成果向上のため『UGCの収集・活用・効果測定・改善』のサイクルを定期的に回しながら、効果が最大化される"勝ちパターン"を見つける必要があります。しかしながら、勝ちパターンを見つけるまでには複数の検証項目が存在し、1つ1つABテストしながら検証すると非常に多くの時間と労力がかかってしまうために、定期的にサイクルを回すことができないという課題を抱える企業が多くありました。
今回提供を開始する新機能は、施策の運用に十分な時間を確保することが難しかった企業でも、より短い期間で効果が最大化される"勝ちパターン"を見つけるために、複数パターンのA/Bテストを同時に実施するものです」
ECビジネスを考える上で、マーケティング施策が重要なのは言うまでもないが、その中でもユーザーコンテンツを活用した施策は注目されている。より利用者の視点に立ったコンテンツは、そこでのロイヤリティ醸成の面からも効果を発揮するが、効果測定やそれに付随したサイクル構築には、一定のリソースが必要となる。今回、加わった新機能は、まさにそうしたニーズに対応するものであり、効率的かつ、より効果的な施策を実施する上での心強い味方となりそうだ。