お取り寄せグルメ2.3倍で、おせちも需要拡大か。松坂屋、9/24からオンライン受付スタート
株式会社大丸松坂屋百貨店は、「2021年大丸・松坂屋のおせち」の概要を発表した。9月24日(木)14時からはオンラインで、10月7日(水)からは店舗でも受付をスタートする。
2021年大丸・松坂屋のおせち 概要
・インターネット受付:9月24日(木)14:00〜
・店頭受付:10月7日(水)~12月23日(水)
大丸東京店11階 おせち料理承り特設コーナー
松坂屋上野店本館6階 おせち料理承りコーナー
・掲載点数:261点(前年とほぼ同数)
・売上目標:対前年+4.3%
(うち、オンラインでの受付については対前年+60%を見込む)
外食で浮いたお金は高級おせちに?冬も続く自粛に適したおせち
5月7日の営業再開後、大丸東京店デパ地下総菜弁当は前年比顧客一人当たりの購入単価が10%以上アップしている。外食を控えている今、デパ地下では贅沢なもの、高価なものを買い求める傾向にあるようだ。特に大丸松坂屋百貨店のオンラインショッピングは、お取り寄せグルメが好調で2.3倍に。自身では調理できない、美味しい料理を自宅で手軽に楽しむ人が増えている。
大丸・松坂屋では贅沢なコラボおせちに加え、年末年始のご馳走にふさわしい、鍋料理や、アクアパッツァといった+αのスペシャルメニューを用意。
人気料理ブロガーが監修したSNS映えが狙えるおせちや、冬も帰省を自粛する可能性を考慮した広範囲での配送を可能としたおせちも用意し、幅広い層の顧客に買ってもらえるよう意識した。
コロナの影響でおせちマーケットが加速?
恵方巻、土用の丑、といった“食イベント”と同様に、おせちマーケットも活況を呈しており、大丸・松坂屋直営9店舗の合計ではここ10年で約2割増と確実に売上げを伸ばしている。
近年は年末年始の楽しみ方の多様化から、“食”への需要も多様化。定番のおせちにとどまらず、おつまみ風おせちや、肉、鍋料理など、“年末年始のご馳走”ニーズに幅広く対応し、マーケットを拡大させている。
特に2021年については、コロナ影響による“おうち時間”増に伴い、お取り寄せグルメが好調であることや、デパ地下の客単価増からもうかがえる、高価な食へのニーズの高まりから、デパートのおせち需要はさらに高まると見られている。ニューノーマルなおせち事情に注目だ。