アジア広域をカバーする新越境ECサービスが誕生!日本好き会員約125万人が登録するFUN!JAPANとACD社の提携で実現

ECのミカタ編集部

『FUN!JAPAN』を運営するFun Japan Communicationsが、株式会社ACDと提携し、中国・香港・台湾・東南アジア向け越境ECサービスをリリースした。

「日本好き」約125万人が集う

アジア地域最大級の“日本好き”コミュニティサイト『FUN!JAPAN』を運営する株式会社Fun Japan Communicationsが、株式会社ACDと提携し、中国・香港・台湾・東南アジア向け越境ECサービスをリリースした。

同社は、「海外の現地消費者との強固なタッチポイントを確立し市場を拡大できる、スピーディーかつ低リスクな新サービスが誕生する」としている。「FUN! JAPAN」は、台湾・香港・ASEAN対象国を含むアジア7カ国と英語圏に展開。サイト会員数は、約125万人(2020年5月現在)を超えている。

「FUN! JAPAN」の会員の特徴は“日本好き” の現地消費者であることだという。同社は、その強みを活かし、これまで現地消費者へのアンケート調査や情報発信、インバウンド客の誘致、さらにはWeb上での予約決済など、”ユーザーの消費行動を誘発”する仕組みを構築することで、海外展開やインバウンドを推進する自治体・企業に向けたサービスを展開してきた。

また、同社が提携する株式会社ACDは、日本国内に設置されたEC基幹サーバーを利用し、海外顧客に商品を販売するB to Cの越境ECサービスを展開している。中国本土の消費者に向けたサービス「全日空海淘」や、世界版の「ANA CARGO DIRECT」を提供し、越境EC市場のさらなる拡大が見込まれる東アジアおよびASEANエリアでの販売対象国の拡大や、現地オフラインビジネスとの融合を視野に入れるなど、多角的に事業を行っている企業だ。

アジア圏広域をカバーする越境ECサービス

アジア圏広域をカバーする越境ECサービス

今回、その同社が満を持してリリースするサービスは、中国・香港・台湾・東南アジア圏など計7か国の広域をカバーする越境ECと、サイトへの効果的な集客がセットになったパッケージとなっている。中国向けにはWeChatミニプログラムやLIVE配信を活用し、その他対象国には現地「日本好き」を送客出来るユニークな仕組みだとしている。

香港・台湾・東南アジア圏の計6ヵ国に向けては、FUN! JAPAN独自の越境ECモール「FUN! JAPANモール」に貴社商品を出品。オリジナル記事を作成し、商品ページには、記事やFacebook広告からFUN! JAPAN会員を送客。中国に向けては、月間ユーザー数が10億人を超え今や施策として欠かせないWeChatミニプログラムを構築し、越境ECモール「全日空海淘」に貴社商品を出品。中国マーケットを熟知したACDが、中国税関への事前商品登録や輸出、発送なども一括サポート。Live配信によるプロモーションも行う。

同サービスを利用することで、手軽に海外での自社商品販売をスタートできるだけでなく、中国、台湾、香港など訪日旅行リピート率の高い国を始め、新興国として注目を集める東南アジア圏へのテストマーケティングを行うことも可能になるという。

また、輸出や現地モールへの出店と比較し煩雑な手続きが不要な点も導入しやすいポイントで、海外向け配送・決済・問合せ対応等もセットになっており、すべて国内取引で海外での商品販売をスタートすることができるとしている。

今だからこそアジアのECニーズに応える

今だからこそアジアのECニーズに応える

今回の公表に際し、同社では次のように述べている。

「新型コロナウィルスの感染拡大に伴う移動制限や活動制限によって、現在世界経済は甚大な影響を受けています。観光事業者や地域企業に目を向けてみると、訪日旅行者数の激減による収益の減少、特産品などの売り上げ減少によって、経営が成り立たない企業も多く出てきています。

一方、日本好き外国人コミュニティのユーザーに目を向けてみると、日本商品や地域産品へのニーズはありますが、訪日のチャンスがないため需要と供給に大きなギャップが生じてしまっています。そこで、FUN! JAPANの『日本好き外国人コミュニティ』の力と、これまでACDが積み上げてきた中国向けソリューションを活用する事で、現地にいながらにして日本商品を楽しめる中国・香港・台湾・東南アジア向け越境ECサービスをリリースいたします」

同社も述べているように、コロナ禍によって国境を越えた物理的な人の往来が難しくなっている今、アジア各国から注目される日本製品を橋渡しできるのは、ECの力に他ならない。今回、アジア圏での展開で実績とノウハウのある2社の提携によって生み出される新たな越境ECサービスは、アジアのニーズに対応する上で、力強いシナジーが発揮されることが期待される。

ECのミカタ通信19号はこちらから


記者プロフィール

ECのミカタ編集部

ECのミカタ編集部。
素敵なJ-POP流れるオフィスにタイピング音をひたすら響かせる。
日々、EC業界に貢献すべく勉強と努力を惜しまないアツいライターや記者が集う場所。

ECのミカタ編集部 の執筆記事