国内最大ネットショップ作成サービス「カラーミーショップ」卸販売が始められるアプリ『卸販売』の提供を開始

ECのミカタ編集部

GMOインターネットグループのGMOペパボ株式会社(代表取締役社長:佐藤健太郎、以下GMOペパボ)が運営する、月額制ネットショップ作成サービス国内店舗数No.1の「カラーミーショップ byGMOペパボ(以下、カラーミーショップ)は、ショップ用アプリケーションプラットフォーム「カラーミーショップアプリストア」において、自社開発アプリ『卸販売』を2020年9月17日から提供開始した。

ネットショップの運営者は本アプリを利用することで、「カラーミーショップ」に登録している商品情報を活用し、卸先ごとに価格やロットを設定した卸販売専用サイトを作成することができる。また、2020年9月17日〜10月16日の期間に申し込みをすると、『卸販売』のお試し利用期間が通常14日間のところ、60日間無料となるキャンペーンを実施する。

BtoB向けソリューションの拡充を促進

「カラーミーショップ」は、個人から企業まで幅広く利用しているネットショップ作成サービスである。「カラーミーショップ」を通じたネットショップ運営支援のためのアプリ提供、決済手段の拡充をすることで事業者のDX化を推進を図る。これらの取り組みにより、2019年の総流通額は、1,459億円と前年と比べ、10.9%増加している。

近年、日本国内のBtoB-EC(企業間電子商取引)の規模は、前年比2.5%増の353.0兆円と、拡大傾向にある。しかし、BtoB-ECにおけるEC化率は、31.7%と、BtoC-EC(消費者向け電子商取引)の6.76%に比べると高いが、100%には遠く、さらなるEC化が期待されている。

一方、「卸販売」はBtoB-ECの中でも、卸先によって価格やロット数が異なるため、卸先それぞれに専用サイトを開設する必要があり、卸先が多いほど商品登録の手間がかかる。

ネットショップの運営者が、簡単に販路の拡大をすることができるように「カラーミーショップ」に登録されている商品情報をそのまま利用し、卸先ごとに価格やロットを設定した卸販売専用サイトを作成することができる『卸販売』というアプリを自社開発した。

工数も削減 『卸販売』アプリ概要

工数も削減 『卸販売』アプリ概要

「カラーミーショップ」のネットショップ運営者は、『卸販売』を利用することで、「カラーミーショップ」に登録している商品情報をそのまま利用し、価格やロットを卸先専用に設定した「卸チャネル(卸価格の商品一覧)」を作成することが可能。「卸チャネル」に卸先を招待するだけで、卸販売専用サイトとして卸販売を開始することができる。卸先ごとに複数ある「卸チャネル」の作成や管理に手間をかけることなく、販路の拡大を図ることができる。

アプリ名:卸販売
初期費用:0円
月額料金:税抜き3,000円〜、受注件数50件まで無料、51件以降1件ごと50円の従量課金。

『卸販売』β版を利用したユーザーからのコメント

・アトリエ華もみじ
「今まで個別に卸ページ設定を行っておりましたが、『卸販売』を利用することで通常の価格からそれぞれ掛け率が設定できるため、個別作成の手間がなくなりスムーズに卸販売ができるようになり助かりました。

また卸先もこちらから招待する形ですので、以前、間違って一般のお客様からの購入ということもありましたが、それが無くなるのも助かります。大変有意義なアプリだと思います。」

・生活陶器on the table
「ネットショップでの卸販売を10年以上行ってきて、いつも変わらぬ課題は、できるだけ簡単に間違いのないようにということです。『卸販売』のβ版を使用したところ、掛け率を設定するだけで、一般のお客様用に製作したページの情報を流用し、値段設定を自動で行ってくれました。まさに長年の課題を解決してくれそうだなぁと思いました。」

・両筑プランツショップ
「元々卸売をしていて、ネットを活用したいと思っていたのですが、小売と卸売を別々で在庫管理して販売も別のサイトでとなると、管理が大変なのでなかなかネットでの卸販売に踏み切れていませんでした。今回のアプリのおかげで、やっと卸販売でもネットを活用できるようになり、今後、小売と卸売をうまく管理しつつ販売ができそうです。BtoBのネット販売は今後、力を入れていきたいところだったので、アプリができて助かりました。」

カラーミーショップが卸販売の支援をする意味は大きい

「カラーミーショップ」は、国内最大級のネットショップ作成サービスであり、低コスト・高機能で有名ブランドやメーカーなど全国4万店以上が利用している。その多くの店舗にとって販路拡大の戦略は重要な施策の一つだ。

しかし、BoBへの展開は事業者の声にもあるように、普段使っているシステムではなく別のシステムやそれぞれの設定が必要だったりしたため、中小規模の事業者にとってハードルが高かった。

そのため、中小事業者の利用が多いカラーミーショップが開発したことには非常に大きな意味があると感じる。誰でも手軽に使うことができる『卸販売』アプリのリリースは、業界全体の底上げに大きな一手になるのかもしれない。

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