“YouTubeの利用実態に関する調査”を公開[クロス・マーケティング調べ]
株式会社クロス・マーケティング(本社:東京都新宿区、代表取締役社長:五十嵐 幹)は、全国13~34歳の男女1,000人を対象に「YouTubeの利用実態調査」を実施し、その内容を公表した。今回の調査では、LINE株式会社が提供する「LINEリサーチ」を、アライアンスパートナーのクロス・マーケティングが利用してアンケートを実施しているという。ここではその概要についてポイントを絞って見ていく。
調査概要
[調査主体]
株式会社クロス・マーケティング
[調査手法]
LINEリサーチ プラットフォーム利用の調査
[調査地域]
全国
[調査対象]
13~34歳の男女
[調査期間:
2020年10月6日(火)~8日(木)
[有効回答数]
1,000サンプル
「TV離れ+YouTube移行」トップは19~22歳男性
TV視聴時間で「見ない/30分未満」と答えた割合が最も高かったのは19〜22歳の男性だった。さらにYouTube視聴時間を「3時間以上」と答えた割合が最も高かったのも同世代で、「TV離れ+YouTube移行」が加速していることがうかがえる。
女性も16~22歳(主に女子高生・女子大生)で、YouTube視聴時間が他世代に比べて長かった。一方で、男女共通して、年齢があがるほどTVの視聴時間は長くなり、30代前半女性では9割がテレビをみており、YouTube視聴は30分未満が半数であった。
男性はゲーム、若年女性は音楽、30代前半女性はダイエット
どの年代も知名度の高いユーチューバーが上位に挙がるが、特に19~29歳男性と19~22歳女性では「東海オンエア」が2位以下を引き離して一強であった。
男性では「ポッキー・兄者弟者・キヨ」などのゲーム系チャンネル、女性では「すとぷり・スカイピース・嵐・ジャニーズJr.」といった音楽系や、「竹脇まりな」といったトレーニング系などが上位の回答にあがった。
最近1ヶ月、YouTubeに影響されて買った(課金した)ものは?
YouTubeに影響された購入・課金率は、13~15歳男女と19~22歳女性で多く3割を超える。また年代ごとに購入したジャンルをみると、女性は全世代で「化粧/美容品」が1位。男性はほぼ全年代で1位が「ゲーム」だった。
まとめ
調査結果にあるように、13~15歳男女の3人に1人はYouTubeの影響で課金・商品購入をしていた。また、男子はゲーム系、女子は音楽系/美容系の視聴が多い結果となった。
特に、若い世代でネットの動画プラットフォームでの利用が進んでおり、地上波テレビ放送など既存メディア離れが進んでいる傾向が改めて示された形だ。ECでのプロモーション施策や、YouTube世代の趣向、消費動向を検討するうえで参考にしたい調査だ。