【買い物時の支払い方法調査】6割が「1年前よりもキャッシュレス決済の利用頻度が増えた」と回答

ECのミカタ編集部

インターネット調査を中心に提供する伊藤忠グループのリサーチ会社、マイボイスコム株式会社(本社:東京都千代田区、代表:高井和久)は2020年11月1日〜11月5日、3回目となる「買い物時の支払い方法」に関する調査を実施した。

店頭での支払い方法は「現金」が最多

店頭での支払い方法は「現金」が最多

「直近1年間の店頭での支払い方法」を調査したところ、最も多かったのは「現金」で90.0%であった。次いで、「クレジットカード」が75.6%、「電子マネー」が51.9%、「スマホ決済/モバイル決済」が37.8%と続いた。2017年の調査では、店頭において「現金」で支払いをする人は98.7%であったのに対し、今回の調査では90.0%と、減少している結果となった。

キャッシュレス決済の利用頻度が増えた人は6割

キャッシュレス決済の利用頻度が増えた人は6割

「直近1年間のキャッシュレス決済の利用頻度の増減」を調査したところ、29.6%が「増えた」、29.0%が「やや増えた」、37.8%が「変わらない」、1.1%が「やや減った」、0.6%が「減った」と回答した。

キャッシュレス決済でスムーズな買い物

キャッシュレス決済でスムーズな買い物

「店頭でキャッシュレス決済を利用する理由」を調査したところ、最も多かったのは「ポイントやマイルなどが貯まる」で65.9%であった。次いで「少額の支払い時に便利」が43.7%、「支払いに時間がかからない」が40.3%と続いた。2017年の調査時と比較し、「少額の支払い時に便利」、「支払いに時間がかからない」、「購入履歴が確認できる」が増加した。

オンラインショッピングはカード決済が主流

「直近1年間のオンラインショッピングでの支払い方法」を調査したところ、「クレジットカード」が83.4%、「電子マネー/スマホ決済サービス」、「コンビニ決済」がそれぞれ1割強という結果になった。2017年の調査時と比較し、「電子マネー/スマホ決済サービス」が増加、「代金引換」が減少した。

キャッシュレス決済の課題

「キャッシュレス決済で支払う際に困ることや不満」を調査したところ、以下のような声が寄せられた。
・QRコードの操作に慣れていない人だと、現金よりも時間がかかる
・通信状態が悪いと支払いがスムーズにできない
・キャッシュレス決済の種類によって操作方法が異なるため、統一してほしい
・キャッシュレス決済に対応していない店舗がある

人との接触機会の減少が求められているコロナ禍においても、キャッシュレス決済の需要は高まっている。他にも、政府がマイナンバーカード取得とキャッシュレス決済促進事業として「マイナポイントキャンペーン」を実施するなど、今後もキャッシュレス決済のニーズは今後も加速していくことが予想できる。キャッシュレス決済の流れに乗り、サービスを展開していくことが重要となるかもしれない。

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