Spider Labsが転売などを防ぐ不正購⼊検知サービスの提供を開始

ECのミカタ編集部

株式会社Spider Labs(東京都港区、代表取締役社長:大月 聡子、スパイダーラボズ 以下Spider Labs)は、転売等の不正購入検知サービスを提供開始した。

同サービスは、アドフラウド対策ツール「Spider AF(スパイダーエーエフ)」で蓄積されたノウハウと技術を活用し、不正を検知するという。

転売等の不正購入検知サービスとは?

同サービスは、アドフラウド対策の技術を活用し転売ヤーのある⼀定の特徴を検出、不正購⼊を検知することができる仕組みだ。通常、通販事業者からすると新規顧客にしか⾒えない「初回お試し商品購⼊者」を、独自に防止することはほぼ困難だ。しかし、同サービスにより不正購入を検知すれば、転売を防止でき、ブランドイメージや商品価値、ひいては売り上げ確保につながるという。

導入事例

◆導入事例1
[2週間で数百件の不正購入を検知(株式会社ピアラ)]

8月から開始した約20社のテスト運⽤では、検知した案件のほぼ100%が不正転売ユーザーだったと導⼊企業からフィードバックされた。3ヶ月間で1,000件以上の不正購入を検知、副次的効果としてブランド毀損のリスクを低減することができた。

◆導入事例2
[同一ユーザーによる大量購入を検知 (通販事業者)]

この事業者では、不正購入に対する確認・対応作業に追われていたが、ツールの導入により、ECサイトにおいて同一ユーザーが大量に購入しているのを検知し、不正購入であったことが確認された。検知精度の向上だけでなく、工数削減も期待できる。

不正購入の主な⼿⼝

[1]
初回割引、お試し価格、定期購⼊といった商品を複数のアカウントや虚偽の個⼈情報、住所⼊⼒の記載形式を変える などして会員登録をして購⼊し転売、すぐに退会。

[2]
不正なアフィリエーターがクラウドソーシング等を通じて、複数の⼀般⼈に代理購⼊をさせ、マージンを⽀払い、商品は⼿元に 送ってもらい転売。

[3]
ボット※1 を使用し、商品を大量購入。

※1 インターネット上で自動化されたタスクを実行するソフトウェアプログラム

社会問題となっている不正転売を事前に阻⽌

同社ではサービスの提供背景として、次のように述べている。

「新型コロナウイルス拡大により、マスクの転売が社会問題になったことも記憶に新しく、EC事業においても転売は喫緊の課題になっています。ここ数年、化粧品や健康⾷品などを取り扱う通販業界では、通常商品よりも安価な初回お試し商品や希少価値の高い商品が転売目的で購⼊されることが問題となっています。副業情報、お⼩遣い稼ぎといった訴求で情報商材などが流通していることも転売増加の要因となっており、発送業務におけるコストや⼈件費、⾒込み客が転売商品へ流れてしまったりと、直接的・間接的な被害は月数百万を超えるとも言われています。

またコロナ禍でのECサイト利⽤率の増加に伴い、EC 施策を増やした企業等からの被害報告も多く寄せられています。2018 年にはコンサートチケットなど転売の規制強化のため、チケット転売規制法が成⽴しましたが、こういった健康⾷品や化粧品などの購⼊に関する規制はなく、今後も規制は難しいとされています」

こうした課題に対応するために、今回のアドフラウド対策の技術を活用した転売等の不正購⼊検知サービス提供開始に至ったのだ。同社はまた、マーケティングコミットカンパニー「ピアラ」と取り組みを開始している。単品通販・D2C領域においては、ヘルスケア、ビューティー、食品領域に強みを持つ「ピアラ」と不正対策だけでなく統括的なマーケティング支援を行うという。さらに1ヶ月の無料診断を実施するとしており、課題を抱える事業者の不正防止施策を加速させることになりそうだ。

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