新生Zホールディングスがスタート ソフトバンク傘下ZHDとLINEの統合が完了

ECのミカタ編集部

ソフトバンク傘下のZホールディングスはLINEと経営統合を完了させ新体制をスタートさせた。同社は、3月1日にも本件での記者会見を実施し、今後の戦略や方針についても公表する予定だという。

国内最大規模のインターネット企業へ

2021年3月1日、LINEとの経営統合によって「新生Zホールディングス」が誕生した。両社の統合については、予てから節目ごとに情報が出されていたが、今回いよいよそれが完了し、世界と戦える国内最大規模のインターネット企業として新スタートを切ることとなった。なおLINEの商号は、2月28日付けで「Aホールディングス」に変更されている。

世界市場での存在感を示せるか

Zホールディングスは、インターネット検索大手のヤフーを事業会社として傘下に置き、ECやオンライン決済、フィンテックなどを幅広く展開している。LINEは世界的なコミュニケーションインフラの地位を獲得しているメッセージアプリを中心に、金融やコンテンツ販売などを手掛ける。両者は、統合を通してそれぞれの持つビジネス基盤の強みをさらに高め、成長を企図した新分野への投資、それにアメリカや中国といったオンラインビジネスにおける先駆者や巨人に対抗していくものとみられる。

EC市場にも大きなインパクト

ZホールディングスとLINEの統合、新体制への移行については、各方面からさまざまな発言がなされている。2月26日には、平井デジタル改革担当大臣が記者会見の席で、今回の統合についても言及している。その要旨は、「利用者目線に立ったプラットフォームを目指してほしい」「国民が支持するような信頼性の高いプラットフォームを目指してほしい」といったものだった。また大臣は、両者を「GAFAとは全く違う」としつつも、これまで日本においては、GAFAに匹敵するようなメガプラットフォームが出てこなかったともしており、統合とそれがもたらす効果について、一定の期待の念も表している。

近年、一部のオンラインにおける新興巨大企業によるビジネスの寡占が問題となる一方で、日本発のメガプラットフォームが存在感を示してこれなかった。今回の統合はEC市場においても、大きなインパクトをもたらすことになり、今後の展開についても引き続き各方面からの視線を集めることになりそうだ。

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