「SLCみらい」をVRで探訪 スクロール360が『スペースリー』を活用しバーチャルコンテンツを公開

ECのミカタ編集部

株式会社スペースリーは、同社のVRクラウドソフト「スペースリー」を活用して、株式会社スクロール360は、ホームページ上に「バーチャルでまるごと 360 度︕『SLCみらい』センター⾒学」がリリースされたことを公表した。

高まる施設内覧ニーズにVR技術で対応

株式会社スペースリー(本社:東京都渋谷区渋谷3-6-2 第2矢木ビル3F、代表取締役:森田博和)は、同社が提供するVRクラウドソフト「スペースリー」を活用して、株式会社スクロール360(本社:静岡県浜松市中区、代表取締役社⻑ :山崎正之、以下スクロール360)は、ホームページ上にスペシャルサイト「バーチャルでまるごと 360 度︕『SLCみらい』センター⾒学」が正式リリースされたことを公表した。

スクロール360は、2020年5月に新物流センター「スクロールロジスティクスセンターみらい(以下、SLCみらい)」(茨城県つくばみらい市)を竣工しているが、緊急事態宣言発令中で⾏動の制限があり、事業者に対しての現地案内や誘致活動が難航していたという。一方で、コロナ禍による EC 需要拡大の影響で「SLCみらい」への⾒学希望も増加していた。

そこで、スクロール360は事業者のニーズに応えるべく、VRクラウドソフト「スペースリー」を活用し、バーチャル倉庫⾒学専⽤のパイロット版を同年10月に一般公開し、今回は説明動画の挿入や詳細説明コメントの追加をするなど、初めて閲覧する人でも、瞬時に理解できるようにバージョンアップし、正式リリースを行うこととなったのだ。

「バーチャル倉庫⾒学」の特徴と概要

「バーチャル倉庫⾒学」の特徴と概要

◆まるでその場にいるかのように自由に歩き回れる

手持ちのパソコン、タブレット、スマートフォンから、好きなタイミングで閲覧できる。専⽤アプリも不要だ。

◆「SLCみらい」の魅⼒をわかりやすく説明

「SLCみらい」は今までの経験やノウハウを活かした、EC・通販に特化した細やかな気配りを実現するための工夫が各所に施されている。VR 映像中の解説写真やコメント・動画で、それらの⾒どころについて余すことなく案内される。

他エリアのセンターもVRで支援へ

スペースリーでは、今後の展開として次のように述べている。

「新型コロナウイルスの影響により、『現地視察』が難しくなりましたが、感染症収束後もこの傾向は続き、現地視察の必要性が見直されていくものと考えられます。VRは現地に行かなくてもリッチな情報を提供できるツールのため、これまで行われていた『現地視察』の一部を代替していくツールとして活用されていくと考えられます。当社は引き続き、スクロール360における『SLCみらい』以外の浜松・大阪など別エリアにあるセンターのVR展開も支援して参ります。また、『現地視察』などの同様の課題を抱える物流事業者様やショールーム、展示会などのVR活用される事業者様へのサポートを強化して参りします」

同社も述べているように、新型コロナウイルスによる感染拡大の影響によって、ECへの社会的なニーズが一気に高まっており、それはバックヤードやロジスティクス、物流へも同様の影響が押し寄せている。一方で、感染予防の観点からもセンターなど施設の内覧等を実際に行うには、大きな障壁も立ちはだかることになる。そこで最新のVR技術を使ったバーチャルコンテンツの提供となったわけだ。今後もECサイトだけではなく、ECを取り巻くさまざまな分野とレイヤで、こうしたVR技術が威力を発揮していくことになりそうだ。

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