イルグルム、EC特化型CX向上プラットフォーム「eZCX」先行版をリリース 誰でも簡単に使える顧客体験設計を実現

ECのミカタ編集部

株式会社イルグルムは、Webサイト におけるCX(顧客体験)の向上を実現する新サービス「eZCX(イージーシーエックス)」先行リリース版の提供を開始したと発表した。

「eZCX」は、“誰でも簡単に使える”をコンセプトにしたEC特化型CX向上プラットフォームで、先行リリース版は、アドエビス利用企業を対象に社数と期間を限定して提供する。

EC特化型CX向上プラットフォーム「eZCX」

株式会社イルグルム(本社:大阪府大阪市北区 代表取締役:岩田 進、以下「イルグルム」)は、Webサイト におけるCX(顧客体験)の向上を実現する新サービス「eZCX(イージーシーエックス)」先行リリース版の提供を開始した。先行リリース版は、アドエビス利用企業を対象に社数と期間を限定して提供するという。

「eZCX」は、ニーズの高まるCX領域において“誰でも簡単に使える”をコンセプトにしたEC特化型CX向上プラットフォームだ。マーケティング効果測定プラットフォーム「アドエビス」に蓄積されたユーザー行動データをもとに顧客の気持ちを解析し、適切なタイミングで適切な体験を提供する。

ECに最適化されたソリューションにより、CX初心者でもすぐに効果的なCX向上施策を実施することができ、先行導入企業においては、CVRが最大10%改善しているという。

CXプラットフォーム市場は今後も2桁成長の見込み

スマートフォンやソーシャルメディアの普及など、テクノロジーによりデジタルマーケティングは急速に市場を拡大してきた。

しかし、近年はインターネット人口の頭打ちに加え、サードパーティークッキーの規制に伴う広告手法の制限等により、新規顧客の獲得効率の低下とコストの増加に悩みを抱える企業も増えている。

新規獲得効率が伸び悩む一方、Webサイト流入後の顧客体験の設計についてはその重要性が増している。

株式会社アイ・ティ・アールが2021年1月に発行した市場調査レポート「ITR Market View:メール/Webマーケティング市場2021」によれば、CXプラットフォーム市場の2019年度の売上金額は81億円で前年度比37.3%増、2020年度においても33.3%増が予想されており、市場ニーズの高さが浮き彫りになっている。

「eZCX」正式版は2021年夏リリース予定

このような市場環境を踏まえ、イルグルムは、2023年中期経営方針の実現に向けMXP(マーケティングトランスフォーメーション)戦略を掲げ、データの統合・分析・活用支援を通じて国内企業のマーケティングDXを推進するプラットフォームビジネスの拡大に努めている。

新サービス展開の第一弾となる「eZCX」は、アドエビスのデータとナレッジをCX領域に拡張し、顧客体験の向上を通して企業のマーケティング活動の成果拡大の支援を目指すものだ。

「eZCX」先行リリース版は、アドエビスの利用企業を対象に社数と期間を限定した提供となる。2021年夏には正式版のリリースを予定しており、正式リリース後は、アドエビスユーザーのみならず、「EC-CUBE」利用企業への展開も視野に入れているという。

コロナ禍による消費行動の変化もあり、ECサイトにおいても、リアル店舗に近い買い物体験がますます求められるようになっている。CXを向上させ、売上アップにつなげるには、データを活用して顧客1人ひとりの状態を把握し、訴求や広告をパーソナライズすることが重要になってくる。

イルグルムが提供する「アドエビス」は、導入実績1万件以上のマーケティング効果測定プラットフォームであり、そこには膨大な顧客の行動データが蓄積されている。

「eZCX」を活用し、膨大なデータをCX領域に落とし込むことで、対面販売の強みだった個別の「おもてなし」がECサイトにも広がっていくことを期待したい。

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