5割強が1年内にプレミアム商品を購入 マイボイスコムが最新レポートを公表
マイボイスコム株式会社(東京都千代田区、代表取締役社長:高井和久)は『プレミアム食品・飲料』に関するインターネット調査を2021年4月1日~5日に実施し、10,062件の回答を集めた。ここではその概要についてポイントを絞って見ていく。
5割強が1年内にプレミアム商品を購入
直近1年間にプレミアム食品・飲料を購入した人は5割強だった。購入した商品は(複数回答)、「ビール」が20.6%、「パン類」「お菓子・デザート」「コーヒー、コーヒー飲料」がそれぞれ2割弱。2014年調査と比べて、「パン類」が増加した。
プレミアム食品・飲料の購入理由は(複数回答)、「おいしいものを味わって食べたい・飲みたい」が直近1年間に購入した人の53.7%、「贅沢な気分を味わいたい」が41.7%、「頑張った自分へのご褒美」「価格が高い分、おいしいという期待がある」が各20%台だった。
「おいしいものを味わって食べたい・飲みたい」は女性、「贅沢な気分を味わいたい」「頑張った自分へのご褒美」「ストレス解消」は若年層での比率が高くなっていた。
スーパーでの購入が約6割、EC購入は2割弱
直近1年間にプレミアム食品・飲料を購入した人が、普段から購入するプレミアム食品・飲料は(複数回答)、「ビール」が23.4%、「コーヒー、コーヒー飲料」「パン類」「お菓子・デザート」「お茶、お茶系飲料」が各10%台だった。
さらにプレミアム食品・飲料の購入場所は(複数回答)、「スーパー」が直近1年間に購入した人の62.8%、「コンビニエンスストア」が25.4%、「専門店・小売店」「インターネットショップ、ネット通販」が各2割弱だった。
2014年調査と比べて、「コンビニエンスストア」「デパート」が減少していた。
プレミアム商品の購入が増えた人は1割強
プレミアム食品・飲料の購入頻度が1年前と比べて増えた人は1割強、減った人は約8%で、「変わらない」が7割強だった。
また通常より少し価格が高くても買ってもよいと思う食品・飲料は(複数回答)、「国産」が40.6%、「地域ブランド、地域の特産品」「高品質・グレードの高い素材を使用」「信頼できる生産者・企業・団体が作っている」が各20%台だった。
「国産」「添加物不使用、無農薬、有機栽培など」は、女性で比率が高くなっていた。
高まるプレミアム商品への関心とECでの伸びしろ
調査結果にあるように、直近1年間にプレミアム食品・飲料を購入した人は5割強で、2014年調査と比べて「パン類」が増加。購入頻度が1年前と比べて増えた人は1割強となった。
また、少し価格が高くても買ってもよいと思う食品・飲料は「国産」が4割、「地域ブランド・特産品」「高品質・グレードの高い素材」「信頼できる生産者・企業・団体が作っている」が各20%台となった。
新型コロナウイルスによる感染拡大が続く中、それでも1割強の人がプレミアム商品の購入が増えたとしている点は特筆に値するだろう。
さらに、ECでの購入がリアル店舗などからの購入に比べるとまだまだ少なく、ECでの購入拡大の余地もまだまだ大きいと言えそうだ。
さらに調査では、世代間の購買動向の違いや、プレミアム商品をあえて買う上理由についても調査されており、プレミアム商品への関心が高まっていることとあわせて、ECでの販売戦略やプロモーション戦略に取り入れる上でも大いに参考になりそうだ。