ヤマト運輸×SHOWROOM ライブコマースで全国の生産者・事業者を支援へ

ECのミカタ編集部

ヤマト運輸株式会社とSHOWROOM株式会社は、ヤマト運輸が持つ全国の生産者や事業者のつながりと、SHOWROOMの安定したライブ配信プラットフォームを活かし、ライブコマースを通じた販売支援の取り組みの第二弾を実施することを公表した。

参加する生産者・事業者を募集

ヤマト運輸株式会社(本社:東京都中央区、代表取締役社長:長尾裕)とSHOWROOM株式会社(本社:東京都渋谷区、代表取締役社長:前田裕二)は、5月12日より、ヤマト運輸が持つ全国の生産者や事業者のつながりと、SHOWROOMの安定したライブ配信プラットフォームを活かし、ライブコマースを通じた販売支援の取り組みの第二弾を実施する。

第二弾では、対象地域を全国に広げて、参加する生産者・事業者を募集するという。

また、生産者・事業者自身がライブコマースの配信者「コマースライバー」となり、地域や商品の魅力、商品にまつわるバックストーリーなどについてライブ配信を行う。

さらに「SHOWROOM」内には、今回の取り組みの特設ページを公開し、毎週水曜20時~21時を「ライブコマースの日」とし、SNSと連携した視聴者へのプレゼント企画などを実施していくとしている。

ライブ配信中に購入された商品は、ヤマトがお届け

ライブ配信中に購入された商品は、ヤマトがお届け

◆参加から配送までの流れ

ヤマト運輸が全国の生産者・事業者を募集し、選定を行う。参加する生産者・事業者の専用配信ルーム(SHOWROOM内)をヤマト運輸にて作成。商品の開発の背景・工程や普段見ることのできない製造の様子、生産者・事業者の想いを自身でライブ配信する。ライブ配信中に購入された商品は、後日、ヤマト運輸が購入者へ届ける。

◆「ライブコマースDAY」特設ページについて

「SHOWROOM」サイト内に特設ページが公開される。また、毎週水曜20時~21時を「ライブコマースの日」とし、SNSと連携した視聴者へのプレゼント企画などを定期的に実施していく。そして、視聴者は第一弾と同様にライブ配信を楽しみながら全国各地の逸品を簡単に購入することができる。

◆その他

今回より、ヤマト運輸の配送・決済サービス「らくうるカート」と「SHOWROOM」がAPI連携される。多くの生産者・事業者に利用してもらうために、6月30日(水)までに新規で申込むと、商品成約時に発生する販売手数料や「らくうるカート」ライトプランの初期費用と初年度の登録料が、本登録完了日から1年間無料となるキャンペーンを実施する。

※各詳細条件等については公式サイトを要参照。

両社の強みを活かした生産者サポートを提供

同社では、今回の取り組み実施に至った背景と目的について、次のように述べている。
 
「新型コロナウイルス感染症拡大により、国内の購買・消費量が大きく落ち込み農家や地場産業まで影響が及んでいる一方で、ステイホームやテレワークを中心とした新しい生活様式が浸透し、ECでの商品購入やSNSなどデジタル上でのコミュニケーションが増加しております。

昨今のこのような事態を鑑み、両社の強みを活かした生産者サポートを行うため、ライブコマースを活用した販売支援の取り組みを開始しました。

2020年11月に実施した第一弾では、『SHOWROOM』のライブコマース機能を活用して、STU48のメンバーが実際に瀬戸内地域の生産者の元へ足を運び、商品づくりにチャレンジした背景とともに商品をライブ配信で紹介し、視聴者から反響を呼びました。

商品の基本情報にあわせ、商品への“想い”を本音で伝える様子が多くの視聴者の心を動かし、ライブコマースの実証事例となりました。

第二弾となる今回の取り組みでは、対象エリアを一部の地域から全国へと広げ、生産者や事業者ご自身がライブコマースの配信者『コマースライバー』となり、地域や商品の魅力をご自身の言葉を通じて、全国の視聴者へお届けできます。

さらに、ライブコマースへの参加から商品の配送まで、両者がサポートを行うので、安心して気軽に利用できます。
本取り組みは、ライブコマースの新たな一歩であり生産者・事業者が商品の魅力をより深く、ダイレクトに視聴者へと届けることが可能です」

また今後については、両社で連携し、コマースライバーの育成や越境ECなど、生産者や事業者の方々がライブコマースを活用して商品の魅力を発信できるような支援を積極的に行っていくとしている。

さらに生産者向け販売支援に限らない新たなビジネスモデル構築の検討も進めていくとしており、物流トップランナーのヤマトとライブ配信プラットフォーマーとして知名度を誇るSHOWROOMのシナジーが、新たな可能性をもたらすことになりそうだ。

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