Shopify&スマレジ会員連携アプリ『Omni Hub』の売上連携機能を公開 オムニチャネルでの購買履歴の一元管理が可能に
株式会社フィードフォースは、スマレジPOSで計上された会員の実店舗での売上を、Shopifyに自動的に連携する機能を公開した。
より高度なCRM施策を実現
Shopify(ショッピファイ)とスマレジ間のオムニチャネル会員連携アプリ「Omni Hub」(株式会社フィードフォース)は、スマレジPOSで計上された会員の実店舗での売上を、Shopifyに自動的に連携する機能を公開した。
同社によれば、これにより、チャネルを横断した会員の売上情報が一元化され、オムニチャネルでのポイントプログラムの構築などのCRM施策が実現できるという。
オムニチャネル会員連携アプリ「Omni Hub」は、Shopifyで構築したオンラインストアとスマレジ間で会員情報を一元化し、オムニチャネルでの会員体験向上に貢献するアプリとなっている。
オムニチャネルの購買履歴を一元管理
同社では、コロナ禍を背景に、ECと実店舗間でチャネルを跨いだ購買行動が一般化する中で、2021年4月27日にShopify - スマレジ間会員連携アプリ「Omni Hub」を公開している。
顧客の購買状況に合わせてCRMを強化する機能やアプリがShopifyには多数存在することから、実店舗で商品を購入した会員様に向けてShopify上で施策を行いたいというニーズを、アプリ構想段階より多くの事業者から寄せられているという。
Omni Hubは、上記のニーズに対応し、スマレジPOSで計上された会員に紐づく実店舗での売上を、Shopifyに自動的に連携する売上連携機能を開発したのだ。これにより、Shopifyの管理画面上で、チャネルを横断して購入状況が把握できるようになった。
機能概要
スマレジとShopifyで商品を同一の商品コードで管理している場合、売上連携時にShopify上にてスマレジ側で販売された商品を同定することも可能だ。この場合、Shopify上で在庫を減らすことはないという。Omni Hubが既に提供している会員情報一元化の機能と合わせて、下記の内容を実現できるという。
[1]
実店舗で商品を購入したお客様に向けてお礼メールや製品利用方法の案内メールなどを送信する
[2]
実店舗、EC合算でのお客様の購買状況を分析する
[3]
Shopifyの「会員マイページ」上に、実店舗で購入した商品の履歴を表示し、ECサイト上での再購入を促す
[4]
実店舗、ECサイトを横断して購買状況に基づいた会員ランクを作成する
[5]
実店舗、ECサイトで共通のポイントプログラムを提供する
オムニチャネルでのポイントプログラムの提供について
売上連携機能の公開により、「オムニチャネルでのポイント管理一元化」について、Shopify上のポイント(リワード)アプリを利用することで、対応が可能となる。
また今後については、引き続き、オムニチャネルでの店舗運営に貢献する下記機能の追加を予定しているとのことだ。
・顧客の購買分析機能
・オムニチャネルで共通のクーポン管理機能
・実店舗での接客で利用可能なEC購買状況連携機能
・在庫や商品、全ての売上の一元管理機能
ECのみならず、より精度の高い顧客対応をする上でもCRM施策の重要性は増すばかりだ。ECにおいてもオムニチャネル施策を展開する事業者が増えているが、当然そこでもCRM施策は、顧客満足度の向上や、顧客の購買動向を探る上で、要ともなる。Omni Hubの売上連携機能は、Shopifyとスマレジを横断した上で、そうした各種施策の質と制度の向上に向けた心強い味方となりそうだ。