D2Cブランド市場における物流課題の解決へ D2C事業者向け物流管理プラットフォーム「AnyLogi」がローンチ

ECのミカタ編集部

AnyMind Group株式会社(読み:エニーマインドグループ、代表取締役CEO:十河 宏輔)は、D2Cビジネスを展開するインフルエンサーなどの個人や企業向けに、物流管理プラットフォーム「AnyLogi」をローンチさせた。

物流一括管理プラットフォームAnyLogi

AnyMind Group株式会社は、D2Cビジネスを展開するインフルエンサーなどの個人や企業向けに、物流管理プラットフォーム「AnyLogi」をローンチし、6月8日よりサービス提供を開始ささえた。同社によれば、日本国内及び海外のEコマース(EC)展開・物流における受注・在庫・出荷を軸とした支援の拡充により、D2Cブランド市場における物流課題の解決を推進するとしている。

AnyLogiは、国内外のECカートと物流パートナーをネットワーク化することで、商品管理・決済確認・入庫・保管・出庫・配送の一括管理可能にする物流管理プラットフォームだ。受注・在庫・配送の3つのポイントを軸にした機能提供により、幅広く個人・法人のEC展開を柔軟かつ多角的にサポートしている。

AnyLogiのソリューション

AnyLogiのソリューション

同社によれば、3つの機能を軸に幅広い価値提供を実現するという。

◆リアルタイムでのステータス確認

管理画面から、リアルタイムで受注・入庫・保管・出庫などの情報を確認可能

◆ブランドニーズに合わせた梱包資材のカスタマイズ

ブランド戦略に合わせた独自の梱包資材を使用した発送に加え、資材の生産も可能

◆国内だけでなく海外向けの越境ECにも対応

海外販売の物流に応じて、国内だけでなく、海外の物流パートナーと連携した物流戦略を提案・実施

既存サービスでは満たせていないニーズに対応

既存サービスでは満たせていないニーズに対応

AnyMind Group 共同創業者兼CEO 十河宏輔氏からは次のようなコメントが出されている。

「これまでブランドビジネスにおいて、物流面における課題は非常に大きなものでしたが、今回のAnyLogiの提供開始はその解決に向けた大きな一歩になると確信しています。今後は当社の持つプラットフォーム間のデータ連携や生産機能との連携により、在庫数の減少に合わせた商品の自動発注・生産の機能も実装していきたいと考えています。また、物流面においても、商品配送にとどまらないフォワーディング領域の支援も将来的には見据えています。当社の持つプラットフォーム開発の強みと海外ネットワークの活用、そして国内外の強力なパートナーシップ連携を進めていくことで、ブランドビジネスを展開する個人や企業に向けてさらなる提供価値の拡大を進めていきたいと考えております。

昨今、社会の急激な変化による在宅時間増加等に伴って、EC及びD2Cブランド市場は急成長を続けています。一方で、急激なEC普及による小口配送の増加、配送スピードへの要求レベルの高まりなどの要因もあり、ブランド・倉庫・物流会社など、すべてのステークホルダーにおいて、管理負担増加、人手不足などの課題が深刻化しています。またブランドにおいても、世界観や商品そのものだけでなく、物流オペレーション・コミュニケーションの最適化や、オリジナルの梱包による体験価値の向上など、BtoB、BtoCの両面におけるサプライチェーン全体の最適化は常に解決すべき課題です。

こうした背景を受け、当社では様々なブランドを支援する立場として、ブランドビジネスにおいて重要な“物流領域”の課題を解決すべく、新たに物流管理プラットフォーム『AnyLogi』を開発、提供開始します。『AnyLogi』では、これまで既存サービスでは満たせていない多様な在庫管理・配送ニーズに対応し、さらに物流管理コスト低減とユーザー体験価値向上を実現します。また、日本国内だけでなく、アジアを中心とした物流パートナーとのサービス連携により、日本から海外、海外から日本への物流に関しても同様の価値提供を行ってまいります」

また今後、同社はグローバル統一でのソフトウェア開発力、そしてグローバルかつローカルの強固なネットワークを活かして、在庫管理、倉庫管理、問合せ対応についてもサービス連携・開発を進め、さらなる機能充実を図るという

さらに同社の展開する「AnyTag」をはじめとするマーケティングプラットフォームとの接続によるデータ分析・蓄積により、ブランドビジネスにおける全てのプロセスをより最適化していくとしており、これからの展開にも注目と言えそうだ。

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