楽天市場のスマホ回遊率・転換率を向上する「EC-UP」、AIに運用を任せる「おまかせ機能」をリリース

ECのミカタ編集部

ECデータバンク株式会社(所在地:千葉県柏市、代表取締役:島野和幸、以下「ECデータバンク」)は、楽天市場に出店するショップのスマホ回遊・転換率を向上させるサービス「EC-UP」において、すべての運用をAIに任せることが可能な「おまかせ機能」をリリースしたと発表した。

楽天市場の68万商品に使われているEC-UP

楽天市場の68万商品に使われているEC-UP

EC-UPは、楽天市場に出店しているショップ向けに提供するサブスクリプション型のクラウドサービスで、スマートフォン商品ページ(楽天市場アプリ含む)での回遊率や転換率を高めるサービスだ。

利用申し込み後の初期設定が完了すれば、あとは最短2クリックのみでショップで販売する全商品に転換や回遊対策を施すことができる。設定のシンプルさ・手軽さが好評で、現在、楽天市場で販売されている約68万商品にEC-UPの仕組みが使われているという(2021年6月17日時点)。

「おまかせ機能」で一切の設定が不要に

「おまかせ機能」で一切の設定が不要に

「最短2クリック」という、シンプルかつ簡単な運用が可能なEC-UPだが、それでも都度ログインして設定する必要性があった。

新商品を発売した場合などは、新たにその商品に対してEC-UPの設定を行う必要があり、頻繁に商品展開を行うショップでは、運用の手間が発生していた。

効率よくショップ運営するためのサービスにもかかわらず、そのサービス運用に人的コストがかかっていては本末転倒だ。そこでEC-UPでは、今後一切の設定を不要にできる運用方法として「おまかせ機能」をリリースしたという。

今回リリースした「おまかせ機能」では、管理画面上で「おまかせ機能をONにする」設定さえすれば、今後発売される新商品も含めて全商品の設定・運用をすべてAIに任せることが可能となる。

AIが最も効果的な情報を自動で表示

EC-UPでは、各商品ページごとに、「現在閲覧している商品と似た商品」「過去に同時購入されることが多かった商品」「新商品」「再販売された商品」など複数の商品情報を選択して表示することができ、表示する位置・デザインの選択も可能。「おまかせ機能」を活用することで、表示する商品システムとデザイン、それらを選ぶ必要がなくなる。

AIによって最も効果のある情報が自動的に表示されるので、ログインするすることなく、完全自動でスマートフォン用商品ページの回遊対策・転換対策を行うことが可能となる。

また「基本的には完全自動で運用したいが、一部の商品は手動で設定したい」という要望にも対応し、選択した商品のみ「おまかせ機能」を利用しないという設定もできるようになっている。

他ショップとの競合が激しい楽天市場においては、集客向上はもちろんだが、ショップに来店したユーザーのコンバージョン率を上げることやクロスセル率を高めて客単価を上げることが極めて重要になってくる。

今回、「おまかせ機能」のリリースにより運用をAIに任せられることになったことは、EC-UPの運用に煩雑さを感じていた事業者や、EC-UPの導入を検討している事業者にとっては朗報となりそうだ。

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