STAFF STARTを運営するバニッシュ・スタンダードが繊研賞を受賞、現ZOZO以来IT企業としては13年ぶり

ECのミカタ編集部

「STAFF START」を運営する株式会社バニッシュ・スタンダード(本社:東京都渋谷区、代表取締役:小野里 寧晃)が、第43回繊研賞を受賞した。

繊研賞は、繊研新聞社が主催するファッションビジネスの発展に貢献した個人、団体、企業に贈られる賞で、IT企業としては「ZOZOTOWN」を運営する株式会社スタートトゥデイ(当時、現株式会社ZOZO)以来13年ぶりの受賞となる。

流通金額1,104億円を達成したSTAFF START

バニッシュ・スタンダードが運営するSTAFF STARTは、店舗に所属するスタッフをDX化し、自社ECサイトやSNS上でのオンライン接客を可能にするStaff Techサービスだ。

現在、アパレルや化粧品ブランドを中心に1,200を超えるブランドに導入され、2020年のSTAFF STARTで作成されたコンテンツを経由した流通金額は、昨年比約2.75倍の約1,104億円を達成した。

ファッション業界における新たなインフラに

そのような店舗スタッフ支援実績が評価され、同社は今般、第43回繊研賞を受賞した。

繊研賞は、ファッション業界最大の専門誌である繊研新聞社が表彰する賞で、繊維、アパレル、デザイン、小売業、関連産業のファッションビジネスの発展に寄与した個人、団体、企業に贈られる賞だ。

今回の受賞では、STAFF STARTが店舗スタッフのモチベーションアップや給与向上など多くの成果に結びついていること、そしてファッション業界においてインフラになりつつあるサービスであることが高く評価されたという。

人がブランドを伝えていくことが必要

バニッシュ・スタンダード 代表取締役 小野里氏は、下記の通りコメントしている。

「IT企業としては、アパレル業界に多大なる貢献をされてきたZOZOTOWNさんに続き13年ぶりの受賞となり、まだ若い会社ではありますが、当社が業界に貢献していると認めていただいたことを本当に嬉しく思っています。

STAFF STARTを通じて、企業は店舗スタッフのオンライン接客の成果を可視化し評価することができ、それによってスタッフがモチベーション高く働くことができます。

今の時代、ECサイトの仕組みを伸ばすことはもちろん重要ですが、アパレル業界では人がブランドを伝えていくことが必要だと考えています。ファッションやブランドが大好きなスタッフがブランドを伝える、そして、令和時代のカリスマ店員とも言うべく販売のプロフェッショナルがうまれる。そういう人たちに憧れて未来ある人がアパレル業界に入ってくるような世の中をつくっていきたいと思っています」

店舗スタッフをDX化する「STAFF START」

STAFF STARTは、店舗に所属するスタッフをDX化させ、自社ECサイトやSNS上でのオンライン接客を可能にするStaff Techサービスだ。

導入しているアパレル企業で最も利用されている「コーディネート投稿機能」は、店舗スタッフが撮影したコーディネート画像に商品情報などを紐づけてECサイトやSNSに投稿する機能で、その投稿を通じて商品紹介やコーディネート提案といった接客対応を行うことができる。また、スタッフの投稿を通じて達成されたEC売上は可視化され、スタッフ個人や所属する店舗の実績として評価に利用されている。

従来の人口減少トレンドにコロナ禍がさらなる追い打ちをかけ、厳しさの増しているファッション業界だが、STAFF STARTを活用したオンライン接客など、顧客への新たな価値提供につながっている明るい要素もある。

今後ITの力を活かして、ファッション業界が再び活性化することを願うばかりだ。

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