事業者向け卸仕入れ『orosy』のスペースエンジン社が新たに総額1.8億円の資金を調達

ECのミカタ編集部

事業者向け卸仕入れマーケットプレイス『orosy』の開発・運営を行う株式会社スペースエンジン(本社:東京都千代田区、代表取締役:野口 寛士)は、SIG Japan Fund をリードインベスターとして、Light Street CapitalパートナーGaurav Gupta氏、STRIVE、G-STARTUP、既存投資家としてCoral Capital、 ANOBAKA、Plug and Play Japanを引受先とする第三者割当増資により、総額1.8億円の資金調達を実施した。2018年の創業以来、総額3.4億円を調達したこととなる。

ノウハウの蓄積・採用・認知拡大に活用

同社は「すべての人に自由なリテールを」をミッションに掲げ、独自性の高い商品を、実店舗やEC事業者が仕入れることができる卸仕入れマーケットプレイスorosyを提供している。

orosyは初めて卸販売を行うD2Cブランドや小規模なメーカー、クリエイターなどの他社問屋では卸販売していない独自性の高いブランドと、そのような高感度な商品の仕入れを希望する大手小売店舗や地方の個人店舗、EC事業者からの支持を得てきた。

今回の資金調達は、海外事例を知る投資家から知見を得る他、orosyの事業成長の核であるテクノロジー強化に向けたエンジニア採用、サービス認知拡大のためのマーケティングへの積極的に活用する予定だという。

各投資家のコメント

各投資家からは次のようなコメントが出されている。

◆SIG Japan Fund

Susquehanna International Group (SIG)はベンチャー精神と徹底した定量分析を基にしたブローカー取引をグローバルで展開している企業だ。 株式、債券、エネルギー、商品、プライベート・エクイティ及びベンチャーキャピタルを専門とする多数のエンティティで構成され、 世界中に1,900人以上の従業員がいる。ベンチャーキャピタル分野においては、ハイテク、メディア、コンシューマーサービス、ヘルスケアの分野にフォーカスして投資を行っている。

「SIGは、orosyへの投資機会を得たことに大いに嬉しく思います。同社が提供する、幅広い商品カテゴリーを網羅するオンライン卸売市場orosyは、日本の卸売業界のオフラインからオンラインへの移行において重要な役割を果たすと信じています。また、代表の野口さんと彼のチームがイノベーションを通じて卸市場に効率性と向上を生み出すことを期待しています」

◆Light Street Capital

サンフランシスコを拠点とする数千億円規模の投資ファンドだ。上場企業・未上場企業の両方を対象とし、投資先はアメリカ、日本、中国、東南アジア、ラテンアメリカ、インド、ヨーロッパなど世界中に存在する。これまでに、Shopify、Twilio、Slack、Uber、Pinterest、Spotifyなどを投資・支援してきた。

Light Street CapitalパートナーGaurav Gupta 氏

「B2Bコマースは、従来のオフラインチャネルからオンラインに移行する必要性が高まっている中で、orosyはブランド、小売業者を共にウィン・ウィンにするサービスです。ブランドはより幅広い購買層にリーチでき、販売効率が劇的に向上します。小売業者は自身に合った新しいブランドを見つけ、より良い仕入れ条件を利用できます。現在orosyは大幅にユーザー数が増加しており、まさに日本のB2Beコマースで最も重要なプラットフォームの一つとなるものを構築している初期段階と言えるでしょう」

◆STRIVE

日本および東南アジア・インドのスタートアップを対象に、シードからアーリーステージを中心に投資を行うベンチャーキャピタルだ。「努力する、励む、対抗する、闘う、競争する」という意味を持つ「STRIVE」。同じ船に乗るパートナーとして、私たち自身も汗をかく。起業家の想いに寄り添う、積極的なハンズオンの積み重ねを通じて、それぞれの野心を叶えるための支援をしている。

インベストメントマネージャー 髙田 洋輔 氏

「D2Cや独立系ブランドが広がりをみせる中で、差別化商品を扱う新しいB2Bマーケットプレイスが必ず求められてくると思います。野口さん率いるスペースエンジン社はいち早くこのニーズを捉え、ブランド側とバイヤー側双方の課題を丁寧に聞き取り、両者が必要とする機能をorosyに落とし込んできました。非常に難易度の高い領域ではありますが、このチームであれば、日本を代表するようなマーケットプレイスを創り上げることができると期待しています」

◆G-STARTUP

ユニコーン企業を100社輩出するプラットフォームの構築を目指し、将来的に日本を代表するベンチャー企業へ成長することが期待されるスタートアップの起業家を支援するアクセラレータープログラムだ。成功した起業家のファカルティとの対談や、採択企業がユニコーンを目指すために必要な視点や最新の経営知を授ける講義を実施。現役ベンチャー・キャピタリストのメンターによる伴走を通じて、ユニコーンに向けた資金調達をサポートしている。

グロービス 代表室 ベンチャー・サポート・チーム 田村 菜津紀 氏

「G-STARTUP 3rd Batchへのご参加をきっかけとして、この度G-STARTUPファンドよりご支援させていただくことになりました。野口さんは、顧客の課題を地道にヒアリングし着実にサービスを進化させて来られた実績と、国内外の多様な投資家を巻き込む力を持つ、素晴らしい起業家です。スペースエンジン社が日本市場において卸売りマーケットプレイスの構築を実現し今までにない特別な商品との出会いを人々に届けること、またユニコーン企業を目指して成長を加速されることを心から期待し応援しています!」

さらなる飛躍へ

事業者向けの卸仕入れマーケットプレイス『orosy』は、は独自性の高い商品を、実店舗やEC事業者が仕入れることができる卸仕入れマーケットプレイスだ。オンライン上で相性の良い卸先、仕入先を見つけることができ、「口座開設、与信審査、契約書など」煩わしい作業を排して好条件の取引を行うことができる。すでに、雑貨や美容や、ファッションなど幅広い領域の商品を1万点取り扱い、500店舗の小売店やEC事業者が利用している。

その『orosy』の開発・運営を行う株式会社スペースエンジンが新たに総額1.8億円の資金調達をすることとなった。先述のように獲得した資金は、海外事例を知る投資家から知見を得る他、orosyの事業成長の核であるテクノロジー強化に向けたエンジニア採用、サービス認知拡大のためのマーケティングへの積極的に活用する予定としており、同社のさらなる飛躍への大きな一歩となりそうだ。

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