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売れる記事LPとは?読みたくなるLPを作成するためのポイントと気を付けるべきポイントまとめ
記事LPとは
LP(Landing Page)とは、商品やサービスを宣伝するためのWebページです。LPは、資料請求や購入など、ユーザーのアクションの促進に特化しています。
中でも、メディアサイトの記事のような形式で作成されたLPを記事LPと呼びます。記事LPは、記事からメインLPへの橋渡しとして活用されるのが一般的です。
LPと記事LPの違い
LPは、バナーや画像などを用いて視覚的な訴求力を高めるのが一般的です。一方、記事LPは記事のような体裁を目指します。そのため、広告色が薄くなるほか、商品に興味をもっていないユーザーにも読んでもらいやすいメリットがあります。
記事LPとタイアップ記事の違い
記事LPは、一見記事のようにみえるものの、LPの一種です。そのため、目的はあくまでも商材の資料請求や購入です。購買モチベーションの向上から商材の訴求、コンバージョンまでを一貫して担います。
一方、タイアップ記事の目的は、商品やサービスの認知拡大です。商材の認知から購買モチベーションの向上までを目指します。
記事LPの効果
記事LPは、通常のLPのみではアプローチできない層にリーチできるほか、LPのサポートも担っています。記事とLPの両方の要素を含んでいるため、さまざまな効果をもちあわせています。
記事LPを作成・運用する際は、どんな効果を狙っているのかを意識することが必要不可欠です。
以下では、記事LPの効果について解説します。
潜在層、準顕在層へのアプローチ
見込み顧客は、商材への認知によって3つのフェーズに分けられます。それぞれのフェーズは、以下のとおりです。
・潜在層:商材を認知する前の段階
・準顕在層:ニーズはあるものの、商材を認知していない段階
・顕在層:ニーズがあり、商材を認知している段階
通常のLPは、商材の訴求にフォーカスすることが多く、モチベーションの高まっていない層には響きにくいデメリットがあります。しかし、記事LPはニーズを引き出す段階から徐々にモチベーションを高めて、商品の訴求へつなげます。そのため、潜在層や準潜在層へのアプローチが強みです。
ユーザーの購買プロセスの省略
ユーザーの購買プロセスには、主に4つのフェーズがあります。購買に至るフェーズは、パーチェスファネルとも呼ばれています。
1.認知:商材を認知する
2.興味・関心:商材に興味や関心を抱く
3.比較・検討:競合商材と比較・検討する
4.購入・申し込み:商材の購入・申し込みをする
記事LPは、商材の認知から購入・申し込みまでのフェーズを網羅することが可能です。さらに、競合商材との比較検討のフェーズを省略できる点も、記事LPの強みでしょう。
パーチェスファネルにおいて、ユーザーが離脱しやすいのは比較・検討のフェーズです。しかし、記事LPから購買に至る場合、LPのCTAから直接コンバージョンできるため、競合商材への流客を防止できます。
LPの内容の補足
記事LPは、LPに比べてさまざまな角度から訴求できる点が特徴です。LPは、基本的に商品の特徴やよさを紹介します。一方、記事LPはユーザーの悩み、ユーザーのレビューなど、LPの内容を補足する役割も担えます。
単なる広告ではなく、記事の形式で商材を紹介するため、LPよりも多彩なアプローチが可能です。
また、メインLPの内容を補足するのも記事LPの役割です。記事LPは、ユーザーの悩みを解決する記事でありつつ、商材の訴求をするLPでもあります。ユーザーの悩みに寄り添う形で訴求できれば、コンバージョン率の向上につながるでしょう。
LP作成前の訴求テスト
商材に関する訴求のみで構成されたLPでコンバージョンをあげるのは、容易ではありません。ユーザーの悩みを把握したうえで、適切なポイントで訴求する必要があります。記事LPは、販促に効果的な訴求ポイントを探るうえでも役立ちます。
LPを作成する前に、記事LPでユーザーに刺さる訴求ポイントをテストするのも1つの手です。記事LPでユーザーのニーズを検証すれば、コンバージョンにつながるLPを作成できるでしょう。
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売れる記事LPのポイント
売れる記事LPには、ファーストビューや構成、ライティング、デザインなどの面で、いくつかの共通点があります。コンバージョンにつながりやすい記事LPを作成するには、売れる記事LPのポイントをおさえておくべきです。
以下では、それぞれのポイントについて詳しく解説します。
ファーストビュー
ファーストビューとはページにアクセスした際、最初に表示される部分、かつ、スクロールせずに見える範囲のことをいいます。
ユーザーの離脱に大きく関わる部分で、まずファーストビューで興味関心をもってもらえなければ、以下の構成や内容、デザインがどれだけ充実していても読まれることはありません。そのため、ファーストビューには可能な限り注力して作り込むことが重要です。
ファーストビューのポイントは大きく3つあり、「自分事として共感できるか」「スクロールして読み進めるメリットがあるか」「商材のベネフィットはなにか」です。
ページを表示した瞬間、短時間でも直感的に伝わるように、メインビジュアルやキャッチコピー、その商材独自の強みを配置しましょう。とくにベネフィット部分が伝わるように、「その商材を通して得られる未来」を写真や動画、絵図表、キャッチコピーなどを駆使し、表現することで興味関心をもってもらいやすくなります。
構成
記事LPの構成は、パーチェスファネルと起承転結をリンクさせると効果的です。
パーチェスファネルの4つのフェーズを意識しつつ、それぞれのフェーズついて記事の起承転結をあてはめるよう、論を進めていきましょう。
まず、認知の段階は、話題や問題の提起です。「話題の○○」や「注目されている○○」のようなフックをつくって、ユーザーの興味をひきつけます。
次に、興味・関心の段階として商材の紹介に入ります。冒頭の話題定期からうまくつながるような形で商品を紹介できると、より自然な流れになるでしょう。
比較・検討の段階では、競合商品よりも優れているポイントを伝えて、ユーザーの購買意欲を高めます。研究結果や数値などを用いて、商材のセールスポイントを客観的に示せると、説得力が強くなります。
購入・申し込みの段階は、モチベーションを高めたユーザーへの最後のひと押しです。「無料お試し」や「期間限定割引」などのメリットを提示して、すぐに購入する理由づけを行います。
ライティング
前述のように、しっかりと構成を練ることも重要ですが、記事LPを訪れたすべてのユーザーが全体を読んでくれるわけではありません。むしろ、多くのユーザーはななめ読みをします。そのため、記事LPを作成する際は、ななめ読みをしても内容が伝わるライティングを目指します。
ななめ読み対策として有効なのは、シンプルかつ過不足のない文章です。一文を長くしすぎず、1つの文章につき1つの内容を心がけましょう。一文あたりの文字数は25文字程度です。
また、ななめ読み対策ではこそあど言葉を避けるのもポイントです。固有名詞をこそあど言葉で置き換えると、文字数は少なくなりますが、ななめ読みをしているユーザーには代名詞が指す内容が伝わりません。
デザイン
ライティングと同様に、デザインにおいてもななめ読み対策の意識が不可欠です。記事LPにおいて求められるのは、ユーザーを退屈させないデザインです。
プレーンテキストが続くと可読性が下がるため、こまめに見出しや画像を挿入しつつ、太文字やマーカーなどの強調によって文章にメリハリをつけます。ななめ読みするユーザーにとっても、強調部分は目にとまりやすいため、商材の強い訴求に強調を施すのも効果的です。
また、線の太いフォントを選んだり、行間を広めにとったりして、視覚的に読みやすい印象を与える手もあります。
記事LPで気を付けるべきポイント
広告手法に記事LPを用いる場合、出稿先の選び方や内容には気を付ける必要があります。記事LPにはさまざまなメリットがありますが、出稿先や内容を間違えてしまうと、強みを失ってしまう可能性も否めません。
以下では、記事LPによるプロモーションにおいて、注意すべきポイントについて解説します。
出稿先の選び方
記事LPを出稿する際は、商材のターゲットと関連性の高いメディアサイトを選択すべきです。
記事LPやタイアップ記事を出稿する場合、ユニークユーザーやページビューなどの流入に関する指標が重要視されます。しかし、多くの流入が確保できても、コンバージョンにつながらなければ意味がありません。
記事LPのコンバージョン率は、掲載するWebメディアによって大きく異なります。たとえ、魅力的な商材を適切にプロモーションできていても、ターゲット層が目にしない媒体に掲載していてはコンバージョンを得られません。
PR色は控えめに
記事LPは、広告としての主張を控えつつ、訴求できる点が強みです。ユーザーに広告であると感じさせない構成や内容が望ましいでしょう。
商品の訴求よりも、ユーザーの興味をひくためのコンテンツとして企画すると、離脱を防止できます。目安は、コンテンツ7:広告3の割合です。ユーザーのニーズや悩みに寄り添ったコンテンツで興味や関心をひきつけたうえで、商品の紹介や訴求へ移ります。
ユーザー目線を忘れない
記事LPを作成するうえでは、ユーザー目線での企画・構成が重要です。つくり手である企業側と読み手であるユーザー側で視点が異なっているコンテンツは、一方的な宣伝になってしまいます。
通常のLPは商材の訴求をメインに考えますが、記事LPにおいてはユーザーの求めるコンテンツを優先すべきです。記事とLPの間にたってスムーズにコンバージョンを促すためには、ユーザーが共感できるコンテンツでなければいけません。
まとめ
記事LPは、記事とLPの両方の要素を兼ね備えたWebページです。記事としてユーザーの興味・関心をひきつけると同時に、商材の訴求や販促のツールとしても用いられます。
記事LPのもっとも重要な役割は、記事とメインLPの橋渡しです。メインLPへの遷移やコンバージョンをスムーズに促せるよう、コンテンツと訴求のバランスを考える必要があります。
また、ユーザーが読みたくなる記事LPとは、ユーザー目線で作成されたLPです。ユーザーにとって役立つか、共感できるかという点から、コンテンツの質や内容を精査することが重要です。