約半数が「SNSのレビュー内容・感想が購買行動に影響」と回答、商品購入のカギはレビューの内容
ギフティングによるSNSへのPR投稿サービス「#gift」を運営する株式会社Chocostory(本店:東京都渋谷区)は、10代から60代以上の250名を対象に、購買行動とSNSの関係についてのオンラインアンケートを実施。その結果を公表した。
よく使っているSNSのトップはYouTube
まずは「よく使っているSNSの種類」について聞いたところ、1位がYouTubeで72.4%。Twitter(63.6%)、Instagram(52.0%)がそれに続いた。
66.8%がSNSの情報で商品購入を検討
次に、「SNSから得られる情報で商品購入の検討をしたことがあるかどうか(複数選択可)」を尋ねた。その結果、「はい」が66.8%、「いいえ」が26.0%、「どちらとも言えない」が7.2%で、SNSの情報で商品購入を検討した経験がある人が圧倒的に多い結果となった。
購入検討時にSNSのハッシュタグで検索した人は41.2%
さらに、「商品購入検討時にSNSのハッシュタグで検索したことがあるか」質問すると、「いいえ」が58.8%、「はい」が41.2%であった。
商品購入検討時にハッシュタグで検索したことのない人のほうが多いものの、この結果から、検索エンジンだけでなく、SNSで気になる商品の情報を収集する消費行動が一般的になってきていることがわかる。
商品購入検討をしたSNSはInstagramがトップ
続いて、「商品購入検討をしたのはどのSNSか(複数選択可)」を尋ねた。その結果、Instagramが34.8%でトップに。YouTube (32.8%)、Twitter(27.2%)がそれに続いた。
Instagramは「よく使っているSNS」の3位であるが、商品購入検討をしたSNSの第1位であることから、主に写真として投稿が流れてくる形式が、消費者の購買意欲を刺激していると考えられる。
購買理由は「投稿のレビュー内容・感想を見て良いと思ったから」が48.0%
また、「そのSNSが購買行動に影響した理由」についても聞いた。その結果、回答の多い順が「投稿のレビュー内容・感想を見て良いと思ったから」(48.0%)、「有名人やインフルエンサーが使っている投稿を見たから」(30.4%)、「友人が使っている投稿を見たから」(5.2%)であった。
「有名人やインフルエンサーが使っている投稿を見たから」よりも「投稿のレビュー内容・感想を見て良いと思ったから」が上位にきていることから、必ずしも有名人やインフルエンサーが発信する情報でなくても、ユーザーが「信頼できる魅力的な情報だ」と感じられれば購買につながっていると考えられる。
商品購入のカギは投稿内容か
近年、SNSなどでインフルエンサーがPR投稿などを行うインフルエンサーマーケティングが伸びているが、本調査結果を踏まえると、商品購入のカギはむしろ投稿内容にあるのではないだろうか。
フォロワー数の多いインフルエンサーがPRすることで商品の知名度が上がるのは間違いないが、より直接的に購買につなげるためには、一般ユーザーによるリアルで信頼性の高いコンテンツを増やしていくことも重要だと言えそうだ。