「BASE」が拡張機能「Google 商品連携・広告 App」を提供開始、「スマートショッピングキャンペーン」出稿がスムーズに

ECのミカタ編集部

BASE株式会社(所在地:東京都港区、代表取締役CEO:鶴岡 裕太)は、同社が運営するネットショップ作成サービス「BASE」において、2021年3月にリリースした「Google 商品連携 App」をアップデートし、「Google 商品連携・広告 App」に名称を変更して提供開始したと発表した。

今回のアップデートで「Google 商品連携・広告 App」に広告出稿機能が追加され、本機能内でGoogle ショッピング広告「スマートショッピングキャンペーン」の出稿までを行えるようになったという。

初めてでもスムーズな広告出稿を実現

「Google 商品連携・広告 App」は、2021年3月30日に提供を開始した 「Google 商品連携 App」 をアップデートし、名称変更した拡張機能。

これまでは、Google Merchant Centerに「BASE」の商品情報を連動させるための機能として提供していたが、今回のアップデートにより、本機能上で広告アカウントの開設からGoogle ショッピング広告「スマートショッピングキャンペーン」の出稿までができるようになった。

また、本来「BASE」加盟店が広告出稿時に手動で設定する必要のある「BASE」加盟店情報やコンバージョントラッキングが自動で設定される。こうしたアップデートにより、広告出稿が初めてでもスムーズな広告出稿がしやすくなった。

Google Merchant Centerのアカウント開設が簡単に

これまでは、「ドメイン認証とウェブサイトURLの申請」「送料の設定」「ビジネス情報の設定」などの8つの設定を手動で行う必要があった。

本機能の利用により、「BASE」に登録されている情報をもとに自動化されるため、「BASE」加盟店の作業がアカウント開設と電話番号認証の2つの設定のみとなる。

広告アカウントの開設から広告出稿まで可能に

これまでは、Google Merchant Center に商品情報を連動させ、別途 Google のサービス上で広告アカウントの開設や広告出稿、編集を実施する必要があった。

本機能の利用により、機能上で広告アカウントの開設から Googleショッピング広告の出稿ができ、広告の編集やレポート(成果)の閲覧も可能となった。また、本来「BASE」加盟店が広告出稿時に手動で設定する必要のあるコンバージョントラッキングも自動で設定される。

クリエイティブ生成、ターゲティングや入札を自動調整

Googleが2018年に提供を開始した「スマートショッピングキャンペーン」は、機械学習機能により商品フィードを使用して作成された多様な広告を、Google検索、Googleディスプレイ、YouTube、Gmailといった多彩な配信面に届けることができる広告メニュー。ショッピング広告とディスプレイ広告の機能を備えているため配信対象が広く、クリエイティブ生成やターゲティング、入札等が自動調整されるところに特徴がある。

ECへの新規参入が増え、競争が激化する昨今、効率的に売上を拡大するために「広告」は重要な要素だ。「スマートショッピングキャンペーン」は、広告の管理や分析の手間がかからず、運用が楽なことから、広告出稿に大きな時間的・人的コストを割くのが難しい事業者にとって有力な選択肢となりそうだ。

ECのミカタ通信22号はこちらから


記者プロフィール

ECのミカタ編集部

ECのミカタ編集部。
素敵なJ-POP流れるオフィスにタイピング音をひたすら響かせる。
日々、EC業界に貢献すべく勉強と努力を惜しまないアツいライターや記者が集う場所。

ECのミカタ編集部 の執筆記事