「メルカリShops」が本格始動、月間利用者2,000万人超の「メルカリ」にすべての事業者が出店可能に
株式会社ソウゾウは、スマホ1つで誰でも簡単にネットショップを開設できるEコマースプラットフォーム「メルカリShops」の本格提供を開始する。
これにより、個人・法人を含むすべての事業者の出店が可能となるほか、メルカリ独自の配送サービス「らくらくメルカリ便」にも対応し、販売可能な商品の幅も拡大するなど、サービス面でもアップデートを行うという。
EC初出店の事業者も多数
「メルカリShops」は、「かんたんで、売れる」をコンセプトに、スマホ1つでネットショップを開設し、ショップ運営者が商品を直接販売することができるECプラットフォーム。メルカリに出品するのと同様の簡単な操作で、誰でもメルカリアプリ内にネットショップを持つことができ、独自の集客なしでメルカリの月間2,000万人超の利用者に届けることができる。
7月28日より、先行出店の申込みを行った事業者に限定した形でプレオープンし、農家・漁師、まちの飲食店、地方特産品、ハンドメイド、アパレル、雑貨など、さまざまなクリエイター・生産者・小規模事業者が出店・販売を開始。出店者からは「出店・販売がメルカリの延長で簡単だった」「直接お客様からの反響、感想があって嬉しかった」といった声が寄せられているという。
プレオープン期間中に先行出店に申し込みをした事業者のうち57%の方がEC初出店で、「メルカリShops」を機にECを始めた事業者も多かったそうだ。
独自配送サービス「らくらくメルカリ便」にも対応
2021年10月7日より、「メルカリShops」は、これまで先行登録者に限定していた出店をすべての事業者に開放し、本格的にサービスを開始する。
さらに、配送料金が全国一律で匿名配送が可能なメルカリ独自の配送サービス「らくらくメルカリ便」にも対応したほか、フォローしたお店が出品すると通知が届くフォロー機能も利用できる。
今後も、送り状の一括発行やクール便での発送対応など、事業者向けの「メルカリ便」サービスの拡充や、お店のカスタムWebページの作成、PCによる出品管理など、ネットショップの運営をより簡単に、売れやすくするさまざまな機能を順次追加予定だという。
3ヵ月間出店手数料が無料に
さらに「メルカリShops」の本格提供に合わせ、10月7日から12月31日までの約3ヵ月間、「メルカリShops」で商品を販売したすべての出店者を対象に、通常10%の販売手数料を無料にする(1ショップ売上合計10万円まで)。
あわせて「メルカリShops」のユーザー向けに、異なる店舗で購入するたびに還元率が上がるポイント還元キャンペーンも開催。ユーザーにお得な買い物体験を提供しつつ、出店者の「売れる」体験もサポートする。
2013年にサービスを開始したメルカリは、当初「個人が不用品を売り買いするプラットフォーム」だったが、ユーザー数の拡大とともにハンドメイド品を販売する個人や、業者的に商品を仕入れて売る個人等、ビジネス視点を持つ出品者も増加していた。
今回「メルカリShops」が本格始動したことで、ますます「個人間取引」の枠を超えた包括的なECプラットフォームへと成長を遂げていくだろう。