ボーダレスなショッピングを実現する「malltail」、 容積重量撤廃(※)で送料がお得に!
海外ECサイトで購入した商品の取り寄せに便利な「malltail」
株式会社groowbitsが、ボーダーレスショッピングの際、転送業務を行う「malltail」(モールテール)の課金システム見直を発表した。
これまでは梱包サイズを料金の基準にしていたが、商品が小さい、あるいは軽いのに大きい箱で発送されると、料金がかさんでしまうのが難点だった。しかし、アメリカから日本への海外送料について、10月7日(日本時間)から重量を元に算出する方式に統一。多くの荷物は、今までよりお得に転送してもらえるようになった。
「malltail」は日本・アメリカ・韓国・ドイツに物流拠点を展開している海外配送サービスだ。日本でも、海外のネットショップやイーベイで商品を仕入れて輸入し、アマゾンやヤフオクで売る人にはわりとよく知られている。ほしい商品を探している人が海外のサイトでモノを見つけ、手に入れる手段を検索して、たどり着いて利用することもある。
利用登録は無料ででき、アメリカに自分の私書箱がもらえる。アメリカで買った商品を自分の私書箱に送ってもらうと、「malltail」が日本で転送してくれるシステムとなっている。
荷物の扱いが丁寧と評判の輸送サービスがさらに便利に
同様のサービスを行う業者は、ほかにもある。しかし、アメリカ人やヨーロッパ人は基本的に「箱は単なる入れ物」と考える傾向が強い。そのため箱がつぶれて届くことが少なくない。
その点、日本人の感性は繊細なため、箱や包み紙まできれいでないと気が済まない人は多い。自分が使う品物ならともかく、アマゾンやヤフオクで売ることを考えると、やはりきれいな状態でほしいだろう。
その点、「malltail」では破損していないかどうか、目視での検品サービスを行っており、きれいな状態で届くことが多い。また、日本語にも対応しているため、人気が高まっている。
アメリカのECサイトで売られているバッグ、シューズといったファッション雑貨やアウトドア用品などの中には日本でも人気の商品は多い。
今回の課金システムの変更により、梱包サイズが大きくても実重量を基準にしたリーズナブルな海外送料で、アメリカの通販サイトから日本へ商品を取り寄せることが可能になった。
個人で輸入ショッピングを楽しむ人はもちろん、アマゾンやヤフオクでの転売を業務としている人には、ますます輸入しやすくなったと言える。
(※)容積重量…梱包物の縦、横、高さの3辺サイズ(容積)を元に重量を算出する国際航空貨物の算出基準