TriValue、家具共同配送サービスを東北・東海・関西エリアにも拡大

ECのミカタ編集部

TriValue株式会社(本社:埼玉県さいたま市、代表取締役:髙田輝成)は、家具共同配送サービスの提供エリアについて、新たに東北・東海・関西の10府県へ拡大し、2月1日より提供を開始すると発表した。

家具共同配送サービスを東北・東海・関西にも拡大

同社は、これまで関東1都6県を中心に家具共同配送サービスを提供しており、2021年12月、新たに中京・関西エリアの1府5県に配送エリアを拡大していた。

今回、さらなるエリア拡大として、東北6県、岐阜県、静岡県、京都府、兵庫県でも家具共同配送サービスの提供を開始する。各エリアの配送事業者を同社のシステムで接続することにより、高品質な家具共同配送サービスを統合されたインタフェースで利用できるという。

【東北・東海・関西エリア拡大の概要】
対象都道府県:
 東北:青森県、岩手県、宮城県、秋田県、山形県、福島県 全域
 東海:岐阜県、静岡県 全域
 関西:京都府、兵庫県 全域
受注開始日:2022年1月20日
配送開始日:2022年2月1日

背景に高まる家具販売のEC化

家具の販売もEC化が進んでいることで、より広範囲に家具配送サービスを提供できる事業者への期待が高まっている。

一方、大型家具の配送サービスは、特化した搬入と組立技術を必要とし、人材の育成には時間がかかることから、各エリアの配送事業者を同社の受注管理システムでつなぎ、ひとつのネットワークとして提供することで家具メーカー、家具小売事業者のEC化に貢献するという。

また、受注管理システムとTMS(輸配送管理システム)を連動し、配送事業者の負荷を削減しながら、ユーザー利便性の向上、およびデータ連携も含めたオペレーションコスト削減の仕組みを提供し、今後もエリア拡大を含め物流とITを融合し、サービス強化に取り組んでいく構えだ。

【家具共同配送サービスの特徴】
・家具配送に特化した配送事業者をつなぐ高品質な家具配送サービスを提供
・利用事業者に対し、各エリアの配送キャパシティをリアルタイムに公開
・配送登録と同時に事業者が選択した配送日、配送時間帯で配送を確定
・郵便番号単位で配送可能日、配送可能時間帯を制御し、配送事業者の負担を軽減

貨物追跡システムも提供開始

貨物追跡システムも提供開始

同社は、今回の配送エリア拡大とあわせて、貨物追跡システムの提供も開始する。事業者は、配送登録時に発行される当社伝票番号をもとに、受注状況、配送予定日、配送ステータスが確認できる。

コロナ禍で在宅時間が増えたことで、より快適な住環境を整えたいと考える生活者が増える中、家具ECへの需要も高まっている。

ところが家具ECには大型品の配送や組み立てが付き物であり、他商材よりも物流面でのハードルが高くなりやすい。「家具共同配送サービス」のエリア拡大は、家具ECへの参入障壁を下げ、家具ECのさらなる活性化につながりそうだ。

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