ECでフードロスと地方の課題解決に寄与 バルニバービ社と旅色の共同プロジェクトがスタート

ECのミカタ編集部

株式会社ブランジスタメディア(本社:東京都渋谷区、代表取締役社長:井上秀嗣)と株式会社バルニバービ(本社:大阪市西区、代表取締役会長:佐藤裕久)は、地域活性化に向けてコース料理のEC販売を開始した。

コース料理をECで販売

株式会社ブランジスタの子会社で、無料で読める電子雑誌を発行する株式会社ブランジスタメディア(以下、同社)が発行する旅行電子雑誌「旅色」と、東京・大阪をはじめ全国94店舗の飲食店を展開する株式会社バルニバービ(以下、バルニバービ)は、地域活性化に向けて、日本全国にあるさまざまな食材を発掘・使用した、温めるだけで食べられる地域の魅力を食すコース料理のEC販売を開始した。フードロスなど、地方の社会課題解決に寄与するものとなっている。

同社が発行する旅行電子雑誌「旅色」は、2007年に創刊して以降、日本全国の旅館・ホテル、飲食店、レジャー施設など約7,000件の施設を掲載し、近年では自治体の観光・ふるさと納税・移住定住のためのPRに活用できる、特定の自治体ごとの別冊版「旅色」の発行が増加している。全国の自治体から好評を得ており、今後は、継続的に地域と交流する関係人口の増加に特化した、地域活性化プロデュースの展開を予定しているという。

また、バルニバービ社は、GARBやGOOD MORNING CAFE、ARINCOといったカフェ&レストラン、スイーツショップを全国に94店舗展開し、近年ではお取り寄せ通販サイト「CANDLE TABLE」や、食をベースとした不動産開発・地方創再生プロジェクトを行なっている。

プロジェクト概要

プロジェクト概要

今回、全国の地域活性化を効果的・加速度的に実施するため、「旅色」で推進する地域活性化プロジェクトの一環として、バルニバービ社が展開する地方創再生プロジェクトを融合させた共同プロジェクト「TRAVELING DISH ACTION」を始動することとなった。

日本全国の自治体・企業の活性化に寄与することで、持続可能な魅力ある地方の実現に向けた支援を展開する。同社がこれまで行ってきた、電子雑誌や動画などによるPRの支援だけではなく、地域の魅力発掘と地域経済の貢献につながる新たな資源の開発、サービスの提供が行われる。

同プロジェクトでは、全国各地で愛されているさまざまな食材に注目し、その食材の新たな魅力を表現できる料理の数々を開発する。全国の食材ごとに開発した料理はコースメニューに組み込まれ、前菜からデザートまでがセットで届き、気軽に全国の新たな魅力が詰まった食事が自宅などで楽しめる。

バルニバービ社は、さまざまな業態の飲食店を経営されてきたノウハウを活用し、地域の食材を活用したコース料理の開発・パッケージ化を行い、専用サイトで販売を行う。同社は、2007年から発行している「旅色」で掲載してきた日本全国の旅行情報と、全国8拠点で培ってきた各地の宿泊施設、飲食店、お取り寄せ販売企業、生産者、自治体とのネットワークを活用し、コース料理に使用する食材の発掘・供給支援を行うとともに、電子雑誌やSNS、読者コミュニティなどを活用したPRを実施する。

ECで持続可能な社会実現と地方創生に寄与

今回のプロジェクトによって、両社の資源やノウハウを活用した地域活性化を支援することができるだけでなく、同社においては販売手数料などの新たな収益源の獲得が実現するとしている。

今後は地域との持続的な関わりを作りながら、同プロジェクトで開発した料理を、観光誘致・ふるさと納税返礼品へ活用することや、生産の拡大によって移住者の獲得にもつながる雇用の創出、フードロスの一因にもなる規格外食材の活用など、地方の社会課題解決に寄与する取り組みへ拡大させるという。

バルニバービ社と「旅色」の地域活性化共同プロジェクト開始 各地方の食材を使用したコース料理を販売するプロジェクトは、ECを通して持続可能な社会実現と地方創生に寄与するものとなっており、ECの力によって新たな可能性がもたらされることになりそうだ。

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