GMOメイクショップ、ICTベンダーによる教育機関向けECサイト構築プランを提供開始

ECのミカタ編集部

GMOメイクショップ株式会社(代表取締役社長:向畑 憲良)は、文部科学省が推進するICT教育施策「GIGAスクール構想」に賛同し、ネットショップ構築ASP「MakeShop byGMO」において、2022年1月13日(木)より、教育機関向けのECサイト構築をサポートするプラン「MakeShop for GIGAスクール」を提供開始したと発表した。

ICT端末を提供する事業者が教育機関やその生徒・保護者に端末を販売する際の専用のECサイト構築をサポートすることで、ICT教育環境の整備を支援するという。

「MakeShop for GIGAスクール」提供の背景

文部科学省が推進するICT教育施策「GIGAスクール構想」は、児童生徒に提供する1人1台端末と、高速大容量の通信ネットワークを一体的に整備することで、子どもたちの教育環境を公正に個別最適化することを目的にした施策。この施策により、2021年3月末時点で概ね全国の公立小中学校へ1人1台の端末整備が行われている。

ところが、公立小中学校では学校側で端末を用意して貸与するのに対し、高等学校では生徒や保護者自身が手配した端末を授業に持ち込むBYOD(Bring Your Own Device)を採用するケースが多く、生徒・保護者は入学に際して端末を購入する必要がある。ICT教育環境を公正に個別最適化するためには、端末のスペックも統一することが望ましいものの、BYODにおいては、生徒や保護者が手配する端末を教育機関側で管理しづらいという課題があった。

そこで同社は、教育機関向けにICT端末を提供する事業者に対しECサイトの構築支援を行ってきたノウハウを活かし、ICTベンダーによる教育機関や生徒・保護者専用のECサイト構築を支援する「MakeShop for GIGAスクール」の提供に至ったという。

教育機関・生徒・保護者向けの専用ECサイトの構築を支援

 教育機関・生徒・保護者向けの専用ECサイトの構築を支援

「MakeShop for GIGAスクール」では、教育機関や、その生徒・保護者だけがアクセスできる専用ECサイトの構築をサポートする。

これによって、特定のユーザーのみが閲覧できるページを作成する機能や会員だけが購入できる商品を設定する機能などを活用し、教育機関へ端末や周辺機器を卸販売する専用ECサイトの構築が可能。

また、学校内の購買部で教材や学用品を安く購入できるように、専用のECサイトで生徒・保護者に向けた特別価格を設定することにより、BYODの場合でも学校推奨スペックの端末の購入を促すことができる。

【概要】
対象:教育機関や、生徒・保護者向けにICT端末などを提供する事業者
利用料金(※):初期費用:11,000円(税込)~
月額費用:11,000円(税込)~
※1サイト構築あたりの利用料金。オプション機能の導入状況に応じて金額は変動する。

受注管理・集計・分析も容易

「MakeShop byGMO」を導入し、教育機関向けに書籍や什器・ICT機器などを販売している株式会社紀伊國屋書店は次のようにコメントしている。

「2016年から、取引先である教育機関と連携してECサイトを構築し、BYOD端末の販売を開始しました。学生・生徒向けに推奨PCを学内向け価格で販売するため、特定のユーザーのみ閲覧可能な専用ページを標準機能で構築できる『MakeShop byGMO』を採用し、ECサイトの案内情報が記載された配布物を見た学生・生徒だけが注文できる仕組みで運用しています。

『MakeShop byGMO』は、短期間でサイト構築ができ、受注管理・集計・分析も容易なため、今後はほかの教育機関にも展開していくことを考えています」

「MakeShop for GIGAスクール」を活用した専用のECサイトの構築は、端末のスペックを統一しやすいという点で教育現場にメリットがあるだけでなく、購入すべき端末が明確である・自宅にいながらにして購入できるという点で、生徒・保護者にも歓迎されそうだ。

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