Amplitude、Shopify向けユーザー行動分析アプリの提供を開始

ECのミカタ編集部

Amplitude, Inc.(本社所在地:米サンフランシスコ、日本オフィス:東京都世田谷区)は、AmplitudeとShopifyをノーコードで連携するアプリを開発し、提供を開始した。

来店者の行動を分析、効果的な施策を実行できる

Amplitude, Inc.は、ユーザー行動分析に強みを持つ同社のプロダクトアナリティクス・ツール「Amplitude(アンプリチュード)」と、世界最大級のマルチチャネルコマース・プラットフォーム「Shopify(ショッピファイ)」をノーコードで連携するアプリを開発し、日本を含む世界各地で提供を開始した。

同社は、Shopify上でECストアを運営する事業者がAmplitudeのShopifyアプリを使えば、自社のECストアを訪問した消費者がどのような行動をとって購入に至ったか、あるいはどこで離脱してしまったかを可視化することが可能で、販売額を向上させる施策を効率的に推進できるようになるとしている。

消費者行動の把握における課題

消費者行動の把握における課題

ECストアの運営では、コンバージョン率(来店した消費者が商品の購入に至る割合)を高める施策を打つことが重要だ。しかし、従来のウェブアクセス解析ツールから得られるデータだけでは、消費者が何を望み、何に失望しているのかを多彩な切り口で分析することができず、効果的な施策を実行できなかった。

また得られたデータを抽出し、外部ツールで分析し直すという作業では、分析に数日を要するうえに結果の信頼性に疑問が残り、ビジネスが求めるスピードで改善のPDCAを回すことは現実的ではなかった。

売上向上を効果的に図れる

AmplitudeのShopifyアプリを使えば、自社のECストアを訪問した消費者がどのような行動をとって購入に至ったか、あるいはどこで離脱してしまったかを可視化することが可能となる。

コーディングは不要で、ファネル分析(ユーザー行動の遷移をチャートで表現したもの)などの結果が得られるまでの所要時間は30秒程度と極めて高速だとしている。

EC事業者は、Shopifyアプリで収集したデータをAmplitudeで分析した結果に基づいて、ECストアの構造や品揃えを変更し、売上の向上を効率的に図ることができるのだ。

EC市場での競争が激しくなるなか、Shopify上でビジネスを展開する事業者にとっては、より詳細にユーザー行動を把握し、販売と売上向上に向けた最適化を図る上で、力強い存在となりそうだ。

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