ブランド品宅配買取のブランディア、天猫国際に出品開始

ECのミカタ編集部

株式会社デファクトスタンダード(本社:東京都大田区、代表取締役社長:仙頭健一、以下「デファクトスタンダード」)は、天猫国際のオフィシャルショップに正式出品することを公表した。

ブランド品宅配買取サービス「Brandear」

BEENOS株式会社(東証一部 3328)の連結子会社で、国内最大級のファッションリコマースサービス「ブランディア」を運営するデファクトスタンダードは、中国最大級の越境ECマーケットモールである天猫国際(Tモールグローバル、以下、Tmall Global)のオフィシャルショップに正式出品することを公表した。

ブランド品宅配買取サービス「Brandear(ブランディア)」は、不要になったブランド品を「ダンボールに詰めて送るだけ」で査定・買取を行うサービスだ。インターネットから申し込むと届く宅配キットに品物を詰めて送るだけの手軽さ、買取対象が約7,000ブランドという幅広さ、査定結果に納得がいかない場合には、無償でお品物を返却する安心感などが支持され、これまでに述べ300万人以上が利用し、リコマースにおけるオンラインマーケットを拡大してきた。

成長する中国リユース市場と日本製品への熱い眼差し

同社によれば中国において、この10年ほどで購入された新品のブランド品の購入金額の累計は4万憶人民元(日本円で約64兆円)と推測されている。これに対し中古品の購入比率は2019年時点で5%とのことだ。

中国における中古ブランド品購入者は50%以上がミレニアル世代、Z世代であり、今後Z世代の消費力が増加し、さらにサステナビリティの浸透といった消費者意識やライフスタイルの変化に応じて、中国の中古ブランド品市場には著しい成長が期待される。

ブランディアの独自調査では、中国を含む東アジア圏の消費者は、使用感の少ない中古ブランド品を求める傾向が他地域よりも高く、日本発の信頼性と状態の良いブランド品には高い需要が見込まれるとしている。同社は、こうしたことを背景にグローバルリコマースサービスとして今後も世界に販路を拡大するとともに、価値ある商品をグローバルに循環させていくことを目指すものとみられる。

さらなる流通拡大を企図

公表に際して同社では次のように述べている。

「2021年12月時点で、アリババグループの越境ECプラットフォームには90以上の国と地域から35,000以上のブランドが参入し、5,000以上という幅広いカテゴリーの輸入商品が中国消費者に提供されています。Tmall Global直営のオフィシャルショップは、中国ユーザーの需要の高い商品をTmall Globalが独自に選定し、販売している公式ショップです。ブランディアは、2021年6月よりTmall Grobal内に『Brandear海外旗艦店』をオープンしました。

出店以降順調に流通を伸ばし、11月の独身の日セールでは、中古ブランド品部門で3位の売上を上げています。中古ブランド品は非常に需要が高い反面、真贋やコンディションなど、厳密な信頼性の担保が求められるジャンルです。既存の『Brandear海外旗艦店』の商品の信頼性や品質、注文から発送までのお客様対応などが評価されたことから、Tmall Globalオフィシャルショップへの出品開始にいたりました」

このようにブランディアは、アジアを代表するリコマースサービスとして成長するべく、中期目標として海外販売比率50%を掲げグローバルへと販路拡大を推進し、2021年6月に「Tmall Global」に旗艦店をオープンしている。今回のTmall Globalが直営しているオフィシャルショップへの出品開始により、中国ユーザーとのタッチポイントも拡大し、さらなる流通拡大を目指すことになりそうだ。

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