クロスシーがecbeingと業務提携 対中国ソーシャル越境EC事業を強化へ
日中間のクロスボーダービジネスを行う株式会社クロスシー(東京都千代田区、代表取締役:田中祐介、以下クロスシー)は、日本国内ECサイト構築大手の株式会社ecbeing(東京都渋谷区、代表取締役社長:林雅也、以下ecbeing)との間で資本業務提携契約を締結し、ecbeingを引受先とする第三者増資を実施したことを公表した。
より付加価値の高い越境EC事業を目指す
クロスシーは、「ヒトとコンテンツの力で世界・アジア各国の経済・文化の交流促進に貢献し、より豊かな社会を創造する。」を理念に掲げ、ソーシャルメディア上で活躍するインフルエンサーによる中国市場向けのマーケティング事業を行っている。
さらに中国の主要ソーシャルメディアである微信(WeChat)、抖音(Douyin)、小紅書(RED)等のプラットフォーム上でのEコマース市場が成長している中国市場に向けて日本企業の効果的な越境ECによる海外拡販を支援してきた。
またecbeingは、日本国内の大手から中堅企業にECサイト構築のシステムをはじめとするEC運営のトータルソリューションを提供している。クロスシーとecbeingは昨年11月に業務提携を行い、日本でECサイトを運営する企業への中国向けのソーシャル越境ECのソリューション提供で連携してきた。
今回、資本業務提携を行うことで、両社の関係強化によりビジネス面、システム面での連携を高めることでより付加価値の高い中国市場向けソーシャル越境EC事業の実現を目指すとしている。
業務提携の内容
◆1.
ecbeingを利用しているEC事業者の中国向け販売戦略や課題に応じた中国ソーシャル越境ECへの出店から実際の運用そして商品のプロモーションまでをトータルでサポートを実施する。
◆2.
ecbeingとクロスシーのシステムを連携することで、ECサイトを運営する事業者様の日本国内向けECと越境ECの情報の一元管理を実現する。またクロスシーのネットワークに参加している在日中国人300名以上のインフルエンサー、在日クリエイターによるプロモーションの迅速な実施が可能となる。
◆3.
トライアル運用によるソーシャルECでのテストマーケティングの提供を通じて日本国内のECサイトを運営する事業者が販売する商品の中国市場でのポテンシャルを確認してから本格的な拡販の展開ができることで、事業者の海外進出時のリスクを低減させる。
越境販売の促進に貢献
公表に際して、株式会社クロスシー代表取締役、田中祐介氏から次のようなコメントが出されている
「このたび、ecbeing様と業務提携関係の強化とともに、資本提携の実現を大変うれしく思います。クロスシーは海外へ商品やサービスを拡販したい日本企業のニーズに応え、中国の消費者が求める日本の良い商品を楽しんで購入頂くために必要とするソリューションとしてソーシャルメディアを通じた越境EC事業を展開してきました。今回の資本業務提携によりクロスシーとecbeingは進化し続ける中国のEC市場への拡販を両社の保有する知見を活用し、連携を深めることで日中相互の文化交流、越境販売の促進に貢献してまいります」
日中間のクロスボーダービジネスを行う株式会社クロスシーと日本国内ECサイト構築大手の株式会社ecbeingの連携により、ますます熱度を帯びる対中国越境ECが進化していくことになりそうだ。