「LOGLY lift」、サードパーティCookieに依存しないコンバージョン計測方法を開発
ログリー株式会社(本社:東京都渋谷区、代表取締役:吉永浩和、証券コード:6579)は、同社が提供するコンテキストマッチ型ネイティブ広告プラットフォーム「LOGLY lift」において、サードパーティCookieに依存しないコンバージョン計測方法を開発したと発表した。これにより、ITP強化により計測が困難となった該当ユーザーのコンバージョン計測を補うことが可能になるという。
ITPの強化でコンバージョン計測が困難に
ユーザーのプライバシー保護の観点からITP(Intelligent Tracking Prevention:トラッキング防止)が強化され、iOS14以降のバージョンではサードパーティCookieによるユーザートラッキングが抑止されている。これにより広告をクリックしたユーザーのトラッキングが無効になり、該当ユーザーのコンバージョン計測が困難になった。
「LOGLY lift」においても、膨大な掲載媒体からコンバージョンに応じてCPA改善運用を行うため、正確なコンバージョン計測が必要とされる。しかしながら、ITPの強化により実際のコンバージョン件数が確認できない状態での運用を余儀なくされ、CPAの悪化や配信ボリュームの低下につながっていた。
困難になったコンバージョン計測を補完
今回開発した機能は、ユーザートラッキングに固有IDとファーストパーティCookieを利用する手法で、これまでサードパーティCookieでのトラッキングが困難だったユーザーのコンバージョン計測を補うことが可能となる。
ASP・効果計測ツールとのポストバック連携を強化
さらなる計測乖離防止施策として、ITPに対応しているASP・効果計測ツールの成果を当社の運用画面に反映させるポストバック連携を強化。現在、14社とのポストバック連携が完了している。
これらの取り組みにより、リアルタイムに正確なコンバージョン数を同社管理画面に反映し運用することで最適化が促進され、CPAの改善が期待できるという。
日本初のネイティブ広告プラットフォーム「LOGLY lift」
「LOGLY lift」は、独自の自然言語処理技術と機械学習技術を用いて関連性の高い記事・広告を配信する日本初のネイティブ広告プラットフォーム。出版社や新聞社、ポータルサイトなど月間300億インプレッションを超える数多くの媒体を保有し、媒体のデザインに合わせたウィジェット内の一部からユーザー体験に合わせた広告配信を実現できることから、ブランド認知、ブランドとの親和性の高い新規顧客の獲得・育成に適している。
プラットフォームによるサードパーティCookie廃止の流れが進み、従来の広告手法が通用しなくなってきている中、ファーストパーティCookieを活用した計測手法が今後ますます存在感を増していきそうだ。