Shopifyアプリ「まるっと集客」、Facebook広告でコンバージョンAPI(CAPI)に標準対応し、無料で提供
株式会社ハックルベリー(東京都渋谷区、代表取締役社長:安藤祐輔)は、同社が提供するShopifyアプリ「まるっと集客」にて、Facebook広告におけるコンバージョンAPI(CAPI)に標準対応し、無料での提供を開始したと発表した。
背景にCookie利用制限の拡大
ブラウザやデバイスレベルのCookie利用制限が広がる中、Facebookでも通常のピクセルタグでのコンバージョンデータの欠損が増えてきており、Facebook広告の運用において大きな課題となっていた。
また、2022年に施行される改正個人情報保護法では、Cookieを使って外部のDMP(データ提供元)に蓄積された情報と、自社(データ提供先)が保持する個人情報とが紐付けられる場合、そのCookieは制限の対象となりCookieの利用について同意を得る必要が出てくる。
Cookieに依存ぜずCV計測が可能に
コンバージョンAPI(CAPI)対応とは、これまでFacebook広告のピクセルタグでCookieを使用して取得していたデータを、広告主自身のサーバーからFacebookへデータ送信することでCookie制限の影響を受けない仕組みのことだ。
Facebookピクセルタグ発火時に広告主のサーバーにサーバーイベント生成を要求し、クライアントサーバーからFacebookサーバーにコンバージョンをサーバーイベントとして送信する。これにより、ブラウザのCookieに依存することなく、コンバージョンの計測ができるようになる。
イベント送信にFacebookピクセルを介さないので、デバイスや同意プラットフォームによるCookieの制限を受けても、計測の精度が高くなる、つまりコンバージョンの計測漏れを少なくすることができ、「コンバージョン目的」のキャンペーンにおいてコンバージョン最適化のアルゴリズムの効果が向上する。
コンバージョンAPI対応を無料で提供
コンバージョンAPI(CAPI)に対応するには広告主側でサーバーを構築し、Facebookピクセルタグ発火時に広告主のサーバーにサーバーイベント生成を要求、クライアントサーバーからFacebookサーバーにコンバージョンをサーバーイベントとして送信するシステムの構築が必要となるが、「まるっと集客」はコンバージョンAPI(CAPI)に標準対応し、無料で利用できる。
さらに、新施策「集客ゴリラ」で成果報酬施策も可能となる。「集客ゴリラ」はGoogleやFacebook/Instagram広告など、通常は広告のクリックに対して課金される広告施策を、固定費0円、売上に完全連動した成果報酬施策だ。
「まるっと集客」は、前述の広告施策以外にも大手ASP(バリューコマース、A8.net、アクセストレード)によるアフィリエイト施策ともノーコードで簡単に連携できるため、EC事業者にとって非常に利用価値の高いアプリになったと言えるだろう。