アスクル「ソロエルアリーナ」でお弁当宅配サービスを開始

「ごちクル」×「ソロエルアリーナ」で法人向け弁当宅配

アスクル株式会社とスターフェスティバル株式会社は、アスクルが展開する中堅・大企業向けの一括電子購買サービス「ソロエルアリーナ」において「ごちクル」のお弁当宅配サービスの提供を10月21日より開始した。

本サービスの開始に先立ちアスクルとスターフェスティバルは、法人向けサービス強化補充に向けた業務、資本提携を2014年7月4日に締結。双方のお客様基盤とノウハウを共有し、提携シナジーを追求し、更なるサービス進化を狙う。

「ごちクル」はスターフェスティバルが運営する法人・団体向けのお弁当、ケータリングの総合インターネットモール。600ブランド、7,000メニュー以上から注文可能で、日本全国対応している。法人対象のため請求書払いにも対応しており、2010年のサービス開始以来利用者は累計600万人以上にのぼっている。利用者は90%以上が法人で、特に大都市圏を中心とした企業での利用が多い。
「ソロエルアリーナ」はアスクルが運営するインターネットを利用した一括購買管理ソリューションで、大都市圏を中心に約3万社が利用している。
大都市圏を中心とした法人利用が多いという親和性に注目した両社は「ソロエルアリーナ」初となるお弁当宅配サービスの提供を開始し、オフィス用品や医療用消耗品、現場用品と共にお弁当という新たな商品をラインナップに加えた。これにより「ソロエルアリーナ」の利用者はお弁当のの支払いも従来通り一括で管理できるなど利便性が向上する。支払いの一括管理だけでなく、購買ボリュームに応じたディスカウントの適用等も同サービスのメリットとなるだろう。

有名店の高級弁当も選べるラインナップ

今回のサービスでは、低価格帯のお弁当から人気店の高級弁当まで両社が厳選した約500ブランド、約4,000種類を取り揃えるという。いわゆる普通のお弁当ではなく、梅ヶ丘寿司の美登利総本店やミシュランで星を獲得した銀座うち山など、有名店や予約が取りにくい飲食店のお弁当を数千円単位で用意可能なラインナップは大きな魅力の一つだ。
ブランドによって異なる場合もあるが、注文してから翌々日までのお届けを可能としている同サービス「ソロエルアリーナ ごちクル カタログ」を発刊し、まずは「ソロエルアリーナ」の利用が多い首都圏1都3県の登録企業に10月末から届ける予定だ。

いわゆる出前、今サービスのような宅配弁当、オフィス設置型サービスなど様々な昼食対応サービスが現れる中、消費者としてはより便利に様々な価格帯で対応が可能なこと、なにより外出の必要がないメリットはとても大きく今後も市場の成長が見逃せない。また、1兆円を超える市場規模を持つ韓国、ローカルデリバリー特化型サービスの展開が目立ってきている米国など、今フードデリバリー市場は世界的に盛り上がりをみせているのでは無いだろうか。
弁当は世界に認められつつある日本発祥の文化であり、デリバリーとの相性は抜群。和食や寿司のように、BENTOという単語が世界のフードデリバリー界で使われるのも時間の問題かもしれない。



−編集部−