【SNS流行語大賞】Twitter・Instagram・TikTok・YouTubeでバズったワード2022年第一四半期のトップ10が公表される

ECのミカタ編集部

SNSマネージャー流行語ランキング委員会が、2022年1〜3月にSNS上で流行したワードのランキングを公表した。ここではその概要についてポイントを絞って見ていく。

ランキング

▶第10位「生きるwww」

「良くないことがあったときに“死ぬ”と発言するのではなく“生きるwww”と発言しよう」というTikTokの投稿がきっかけ。TikTokの #生きる の視聴回数は2022年3月29日現在1億1千万回視聴。最近は関連ワードとして、「推しは健康に良い」や「生きる」「寿命が延びた」を見かけるようになった。

▶第9位「タコピー」

タイザン5の漫画作品。少年ジャンプ+で連載し、2022年3月25日完結。Twitterトレンドの上位にたびたびランクインし、TikTokの #タコピー は2022年3月29日現在670万回視聴されるなど、単一の漫画としては大きな盛り上がりを見せた。

▶第8位「韓流・渡韓ごっこ」

韓国ファッション・韓国コスメ・韓流アイドル・韓流ドラマなど勢いが衰えない韓流ブーム。韓国に行けない今、日本にいながら韓国気分を味わえる飲食店メニューやホテルプランが増えている。TikTokの #韓国 の視聴回数は2022年3月29日現在39億回。

▶第7位「ナイッス〜!」

2022年北京オリンピック2022、カーリング日本チームのかけ声「ナイッス~!」がSNSで流行。大一番の米国戦、得点時にSNSでもかけ声があふれた。北京オリンピックパラリンピックが終了した今もSNSで使われる言葉として定着しつつある。

▶第6位「KPOP第4世代(aespa、ITZY、IVE)」

KPOP第4世代のSNSでの活躍ぶりはSNSで特に目立っている。特にaespaは2020年11月にデビューした時にはSNSで発表し、PVの再生回数が1億回を越え、トレンドの火付け役としても注目。日本で公式サイトはないものの、TwitterやInstagram、TikTokなどで人気だ。

▶第5位「Wordle」

5文字の英単語を推測するゲーム。以前からあったが、SNS流行のきっかけは2021年12月よりTwitterでのシェアが容易になったこと。類似したゲームが次々に出る現象を引き起こしている。なお同ゲームは2022年1月にニューヨークタイムズ社に買収された。当面は無料で遊べるとのことだ。

▶第4位「真犯人フラグ」

日曜夜の日本テレビ系ドラマ「真犯人フラグ」では、公式サイトが「怪しいと思う人」の投票を募って、その順位を毎週発表するなど、ドラマの考察がSNSで拡散されている。他、テレビ朝日系・金曜夜の「愛しい嘘〜優しい闇〜」など、謎めいた事件の黒幕などをドラマ視聴者が考察して盛り上がっている。

▶第3位「カムカムエヴリバディ」

NHKが2021年11月1日から2022年4月9日まで放送する「連続テレビ小説」第105作。(Wikipediaより)#カムカム のハッシュタグでツイートが増加し、たびたびTwitterトレンド上位に出現している。

▶第2位「〇〇にゃん・猫の日」

2022年2月22日、2が6つも続くスーパー猫の日とも呼ばれたこの日、2月22日、SNSだけでなく路面店でも猫の日特設コーナーが各所で見られた。「にゃんにゃんにゃんの日」「猫の日」にかけ、「〇〇にゃん」という投稿が多くみられた。またTwitter公式では特別な絵文字ハッシュタグが用意された。さらに、あと200年で2222年2月22日になることから、「#あと200年」というハッシュタグも生まれた。

▶第1位「切り抜き・切り抜き動画」

切り抜き動画とは、すでに公開されている動画を第三者が切り抜いて編集して公開した動画のこと。ライブ配信や長尺動画はアーカイブされないことも多く、要点をかいつまんだ動画として生まれた。TikTokでは、「#切り抜き」が2022年3月29日現在28億回視聴されるなど、広く浸透していることがわかる。YouTubeでは著作権者がYouTube上の作品を保護・管理するシステムがあり、作品のコピーが自動判定されると著作権者が申し立てを行うことにより、動画の削除または広告収益を得ることを選べるようになる。

SNSの「今」を切り取る

今回、初となる「SNS流行語大賞」では、TwitterやInstagram、TikTok、YouTubeを対象に、事前にチーフSNSマネージャー候補が選定を行った。その中から「聞いたことあるかどうか」をもとに投票し、合計スコアで順位を決定。同アワードは、4半期に一度最新の流行語ランキングが届けられるという。また、年末には「年間大賞」が発表される予定とのことだ。

今回のランキングでは具体的な商品やサービスに関連するワードは登場していないが、目まぐるしく変化するSNSの「今」を切り取っているとも言えそうだ。直接ECビジネスでの施策につながるものではないが、時々の消費者の盛り上がりや情報拡散の動向、熱量がどこへ向かっているのかといった点での瞬間風速をとらえるには、参考にできるかもしれない。

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