Z世代の約6割が動画広告の視聴後「1日以内」に商品を購入、購入理由は「動画広告が印象に残った」

ECのミカタ編集部

ライブ配信や動画制作を中心にデジタルマーケティングを手がける株式会社Candee(本社:東京都渋谷区、代表取締役:山村 嘉克)は、SNSの動画広告視聴後に商品購入経験があるZ世代(18歳~26歳)109名を対象に、「Z世代の動画広告購入ユーザー」に関する実態調査を実施し、その結果を公表した。

商品購入に至った動画広告の長さは「10秒以上15秒未満」が最多

商品購入に至った動画広告の長さは「10秒以上15秒未満」が最多

「どのくらいの長さの動画広告を見て、その商品を購入したか」を複数回答で聞いたところ、「10秒以上15秒未満」が37.6%、「15秒以上20秒未満」が29.4%、「5秒以上10秒未満」が21.1%という結果となった。

商品購入に至った動画広告媒体、「Instagram」が51.4%、「YouTube」が49.5%

商品購入に至った動画広告媒体、「Instagram」が51.4%、「YouTube」が49.5%

続いて「どの媒体で動画広告を見てその商品を購入したか」を複数回答で尋ねた結果、「Instagram」が51.4%、「YouTube」が49.5%、「Twitter」が46.8%となった。

広告視聴から購入までの時間、約6割が「1日以内」

広告視聴から購入までの時間、約6割が「1日以内」

さらに「動画広告を見てから、商品を購入するまでの時間」を尋ねたところ、「1時間未満」が12.0%、「1時間以上半日未満」が20.2%、「半日以上1日未満」が27.5%という結果になった。

約半数が公式HPを見てから商品を購入

約半数が公式HPを見てから商品を購入

「動画広告を見てから、どのようにしてその商品を購入したか」を聞くと、「公式HPを見てから」49.5%で最多となり、「価格を調べてから(48.6%)」「商品情報を調べてから(30.3%)」と続いた。

一方、動画広告以外の情報を見ずに商品を購入した人は、わずか6.4%であった。

購入に至った理由は「動画広告が印象に残ったから」が最多

購入に至った理由は「動画広告が印象に残ったから」が最多

「動画広告を見て、その商品を購入した理由」を尋ねたところ、「動画広告が印象に残ったから(49.5%)」「動画広告にオリジナリティがあったから(28.4%)」「動画広告の内容が面白かったから(22.9%)」という結果になった。

加えて、「前問で選択した以外の商品を購入した理由」を自由回答で聞くと、以下のような回答が得られた。

<自由回答・一部抜粋>
・24歳:周りの友人が購入していたから
・26歳:お気に入りのショップだったから
・24歳:ちょうど欲しい商品だったから
・25歳:商品に興味を持って調べてみたところ、口コミなども良さそうだったため
・26歳:効果が高そうだったから
・25歳:もともと気になっていて、安くなるキャンペーンがあったから

購入後のアクションは「SNSに投稿する」が約4割

購入後のアクションは「SNSに投稿する」が約4割

「動画広告を見てその商品を購入後、行ったことがある行動」を複数回答で聞いた結果、多い順に「SNSに投稿する(39.4%)」「リピートする(24.8%)「レビューを書く(22.0%)」という回答が挙がった。

約8割が「動画広告の方が購買意欲が上がる」と回答

約8割が「動画広告の方が購買意欲が上がる」と回答

「文章や画像の広告と比較し、動画広告の方が購買意欲が上がると思うか」質問したところ、「非常にそう思う」が21.9%、「ややそう思う」が56.9%となった。

さらに「非常にそう思う」「ややそう思う」と回答した人を対象に、「動画広告の方が購買意欲が上がると思う理由」を複数回答で聞くと、「商品の使用イメージが想像しやすいから」が59.3%、「広告が目に入りやすいから」が40.7%、「一度に伝わる情報が多いから」が37.2%という結果になった。

動画広告とその他のチャネルの融合が重要に

本調査結果から、InstagramやYouTube、Twitterなどで見られる10秒以上15秒未満の短い動画広告がZ世代の商品購入につながっていることがわかった。また、Z世代にとって、もはや文章や画像よりも親しみやすい存在である「動画広告」が目に触れることによって、購買意欲が上がることも判明している。

しかし、動画であればなんでも良いわけではなく、「いかに印象に残るか」や「いかにオリジナリティを出せるか」という視点で制作する必要がある。また、Z世代の多くが動画広告を視聴した後、その商品についてさらなる情報収集をして購入を決めていることから、企業の公式HPの情報やSNSなどでの口コミを充実させることで商品に対する肯定感が高まり、購買につながると言えそうだ。

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