QRコード決済ユーザーの4割弱が2つ以上を使い分け、メリットは「ポイント還元」や「スマートさ」
保険相談サービスを提供する保険マンモス株式会社は、男女500人(男性:32%、女性:68%)を対象にQRコード決済に関するアンケート調査を実施し、その結果を公表した。
利用率が高いQRコード決済サービスは「PayPay」「楽天ペイ」
QRコード決済を利用している人500名を対象に、普段利用しているQRコード決済サービスを聞いたところ、CMでおなじみの「PayPay」が断トツで第1位、続いて「楽天ペイ」「d払い」の順となった。
また、4割近くの人が2つ以上のQRコード決済を場面に応じて使い分けていることもわかった。
現在利用しているQRコード決済を選んだ理由
現在利用しているQRコード決済を選んだポイントとして最も回答が多かったのは「ポイントが貯まる」、続いて「還元率が高い」であった。やはり、ポイント還元や割引特典はキャッシュレス決済サービスの重要な差別化要因となっているようだ。
携帯キャリアやクレジットカードとの関連で選ぶ人も
前問で回答した理由以外に、現在利用しているQRコード決済を選んだ理由を自由記述で聞いたところ、以下のような回答が挙がった。
◆PayPay利用者
・定期的なキャンペーンが魅力的
・Yahoo!ショッピングを利用する機会が多いから
・SoftBankユーザーだから
・CMでよく流れていて安心だと思ったから
・ヤフーカード(現PayPayカード)を持ってるから
◆楽天ペイ利用者
・楽天のサービス全般を利用しているから
・楽天カードを使っているから
・楽天ポイントが貯まるから
◆LINE Pay利用者
・LINEを使っているから
◆au PAY利用者の方
・スマホキャリアがauだから
・キャンペーンが魅力的
◆d払い利用者
・携帯がdocomoだから
・携帯の請求と一緒にできるから
・dカードを使っているから
◆メルペイ利用者
・メルカリの売上金が使えるから
◆FamiPay利用者
・ファミリーマートを利用する機会が多いから
QRコード決済を利用していて良かったことは「ポイント還元」や「スマートさ」
続いて、QRコード決済を利用していて良かった点を尋ねた結果、ポイント還元や会計のスマートさが上位に挙がった。QRコード決済は割引クーポンが利用できたりポイントが貯まったりするなど、現金払いよりお得になる面がある点も大きなメリットと言えるだろう。
半数以上がQRコード決済とクレジットカードを連携
QRコード決済とクレジットカードを連携しているか聞いたところ、半数以上の方がQRコード決済にクレジットカード情報を紐付けしていることがわかった。
QRコード決済とクレジットカードを連携するメリットは、手持ちのお金がなくてもすぐにチャージができる点だ。クレジットカードを連動させていれば、「残高不足で決済ができない」というトラブルが防げることに加え、クレジットカードのポイントが貯まるケースもある。
9割以上が利用中のQRコード決済に満足
現在利用しているQRコード決済に満足しているか聞いたところ、「とても満足している」「満足している」と回答した人の合計が92%と、9割以上の人が利用しているQRコード決済のサービスに満足していることが明らかになった。
QRコード決済ユーザーは普段からキャッシュレス利用が多い
さらに普段よく利用する支払い方法を聞いたところ、大半の場面でキャッシュレス決済を使用する人が多く見られた。
キャッシュレス決済を利用できないお店では現金で支払うなど、現金とキャッシュレス決済を使い分けている人が多く、キャッシュレス決済の利用が定着していることがうかがえる。
本調査結果から、ポイント還元や利便性からQRコード決済が広く浸透しつつあることが感じられる。しかも、4割近くが2つ以上のQRコード決済を場面に応じて使い分けており、「どうすれば少しでもお得に買い物ができるか」をシビアに判断する消費者の姿が垣間見える。
QRコード決済が普及し始めた頃に比べて、大盤振る舞いのキャンペーンが少なくなってきている中、選ばれるQRコード決済であり続けるためには、これからが正念場といえそうだ。