箸の常識を覆すパーソナライズ箸「itten」、5月10日より「Makuake」にて先行販売を開始

ECのミカタ編集部

お箸のパーソナライズサービス「itten」を展開する株式会社ハルノネは、2022年5月10日から応援購入サービス「Makuake」にて、数量限定の先行予約販売を開始すると発表した。

1人ひとりの手のサイズをテクノロジーで解析

1人ひとりの手のサイズをテクノロジーで解析

年間で “44,895回” も口に運ぶと言われる「お箸」。それだけ口に運ぶものであるにもかかわらず、箸にこだわりを持つ人はそれほど多くはない。テクノロジが目まぐるしく進化する現代でも、一番身近で、毎日使われるお箸がアップデートされていない現状がある。

同社はそんな「お箸文化」に一石を投じるため、1人ひとりの手のサイズをテクノロジーで解析、適切な箸の長さを導き出し、1膳1膳、ユーザーの手に合った箸を職人が丁寧に作りあげる、テクノロジーと職人技が融合したサービス「itten」を開発した。

自身の手にフィットする箸を手にした瞬間、これまで体験したことがない食体験が生まれるという。

箸の常識を覆すパーソナライズ箸

箸の常識を覆すパーソナライズ箸

最も使いやすい箸の長さは、「一咫半(ひとあたはん)」。親指と人差し指を直角に広げた長さが「一咫」で、その1.5倍の「一咫半」が最適な長さだといわれている。

実は、現在、一般的に販売されている箸のサイズは、江戸時代の男女の手の大きさを平均化し、画一化されたものだ。

江戸時代の男性の平均身長は「155cm」、女性は「143cm」。現代の男性の平均身長は「171cm」、女性は「158cm」で、男女ともに15cmほどの差が出ているにもかかわらず、箸の長さは江戸時代の長さに合わせたままアップデートされていない。

そこでittenは「itten mat」の上に利き腕の手をのせ、スマホで自身の手を撮影。撮影したその場で、1人ひとりの手のサイズをテクノロジーが解析し、“適切な長さ” を提示する。

その後、適切な長さの箸を1膳1膳、職人が思いを込めて、丁寧に仕上げていく。自身の手に “スッ” とフィットする箸を手にした瞬間、今までの箸との違いがすぐにわかるという。

形状と素材へのこだわり

形状と素材へのこだわり

一般的な箸は「丸」「四角」「六角」の形状が多いが、実は箸を持つ際、箸と手が接する面は「三面」しかない。そこでittenはこの「三面」に箸のすべてを凝縮し、細さ・重さ・質感・グリップ感にこだわった。

また、「長さ」「形状」だけではなく、選ぶ木材によって「お箸の表情」も変わってくる。

木材はそれぞれ育ってきた環境が異なり、同じ木材でも木目が異なる。市販の箸は耐久性を上げるために「漆加工」が施され、プラスチックのようなツルツルとした肌触りのものが多いが、ittenは “木材本来の良さ” を体感してもらうために「無塗装」の箸にこだわったという。

1つひとつの木材を手に取って、「温もり」「色」「香り」「質感」「木のストーリー」などを楽しみながら、一番好きな木材を選ぶことができる。

5月10日、「Makuake」で先行販売を開始

5月10日、「Makuake」で先行販売を開始

2022年5月10日から、応援購入サービス「Makuake」にて、このパーソナライズ箸「itten」を一般発売に先駆けて手に入れることができる。Makuakeでの販売は限定100膳で、最大20%の割引で購入できるという。

手の大きさや指の長さは1人ひとり違うのに、「男性用なら23.5cm前後」「女性用なら21.5cm前後」などと、一般的な箸の長さは決まっている。ittenはこうした箸の“常識”に一石を投じることで、まったく新しい体験価値を生み出す存在になりそうだ。

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