オープンロジ、アルコール製品や化粧品など危険物に指定される製品の保管・配送手配をスタート

ECのミカタ編集部

株式会社オープンロジ(本社:東京都豊島区、代表取締役社長 CEO:伊藤秀嗣)は、危険物の保管・配送手配のニーズに対応するため、危険物(4類、液体石油ガス、エアゾール製品)の取り扱いが可能な倉庫会社と提携したと発表した。

危険物の取り扱いが可能な倉庫会社と新規提携

同社は、「テクノロジーを使い、サイロ化された物流をネットワーク化し、データを起点にモノの流れを革新する」をビジョンに掲げ、物流フルフィルメントプラットフォーム「オープンロジ」を提供。

倉庫をネットワーク化し、固定費ゼロ・従量課金で利用可能な物流フルフィルメントサービスを提供し、物流を中心とするバックエンド業務を丸ごと請け負うことで、ユーザーの事業成長を加速するパートナーとして事業を展開している。

さまざまな商材の取り扱いを可能とする倉庫会社との提携を進める中で、今回、危険物(4類、液体石油ガス、エアゾール製品)の取り扱いが可能な倉庫会社との提携を開始した。

背景に危険物取り扱い需要の高まり

危険物の取り扱いが可能な倉庫会社との提携開始の背景に、近年、ECで販売される商品カテゴリの幅が広がり、「アルコール液や化粧品等で、中身に危険物が含有している商品の保管・配送手配をしてほしい」といった要望が寄せられていたことがあるという。

一般に販売されている消毒用のアルコール製品、タイヤやレザー用品のワックススプレー、接着剤の中には火災や爆発、中毒事故の原因となる物質を含有していて消防法上の危険物に該当する製品がある。

従来、同社では、危険物の含有量が火災や爆発のリスクが低い場合、一定数以下であれば取り扱いが可能なため、一部の危険物に該当する製品のみを小ロットで保管・管理・配送手配をしていた。今回、さらなる需要の高まりを受けて、危険物の取り扱いが可能な倉庫会社との新規提携をすることで、危険物に該当する幅広い商品の保管・配送手配が可能となった。

今後も提携倉庫の拡大と物流DXを推進

オープンロジは、独自の倉庫管理システムを通じて全国の倉庫をネットワーク化し、標準化した仕様とオペレーションにより物流業務の効率化と一元化を実現、固定費ゼロ・従量課金で利用可能な物流フルフィルメントサービスを提供。導入アカウント数は約10,800(2022年3月末時点)にのぼっている。

同社は、「今後もEC事業者の幅広いニーズに対応するため、提携倉庫の拡大と物流DXを推進する」としている。今回、危険物の取り扱いが可能な倉庫会社との提携を開始したことで、より幅広い事業者のニーズを満たすサービスとなりそうだ。

ECのミカタ通信23号はこちらから


記者プロフィール

ECのミカタ編集部

ECのミカタ編集部。
素敵なJ-POP流れるオフィスにタイピング音をひたすら響かせる。
日々、EC業界に貢献すべく勉強と努力を惜しまないアツいライターや記者が集う場所。

ECのミカタ編集部 の執筆記事