ユナイテッドアローズ15ブランドにSTAFF STARTを提供
株式会社バニッシュ・スタンダード(本社:東京都渋谷区、代表取締役:小野里 寧晃)が提供するスタッフDXのアプリケーションサービス「STAFF START」が、株式会社ユナイテッドアローズ(本社:東京都渋谷区、代表取締役 社長執行役員 CEO 松崎 善則)のOMO強化施策の一環として導入された。
OMO強化施策の一環として15ブランドに導入
“Staff Tech(スタッフテック)”カンパニー、バニッシュ・スタンダードが提供するスタッフDXのアプリケーションサービス「STAFF START(スタッフスタート)」が、ユナイテッドアローズのOMO強化施策の一環として3月より15ブランドに導入された。
ユナイテッドアローズは将来的なOMO施策を実現するために、22年3月に自社ECサイトをリニューアルし、今後の方針を公表している。新たな方針の中でも、特に、店舗スタッフを基軸としたオンライン接客の領域で「STAFF START」を活用することになったのだ。
その上で「STAFF START」が持つ、オンライン接客の機能と、売上や貢献を可視化する仕組みによって、ユナイテッドアローズのOMO化促進の一助となると共に、スタッフが活躍できる新たな売り場を創出し、スタッフコマースの促進やモチベーションUP、そしてキャリアUPに貢献することを企図するとしている。
なおユナイテッドアローズは、バニッシュ・スタンダード主催の全国のアパレル店舗スタッフのオンライン接客No.1を決める「STAFF OF THE YEAR 2022(最終審査発表は8月)」にも参加している。
店舗スタッフの「接客販売力」を活用し、OMO推進
「STAFF START」は、専用アプリを通じて、自社ECサイトやSNSなどで店舗スタッフのオンライン接客を可能にするStaff Techサービスだ。スタッフ1人ひとりの投稿コンテンツを経由し、どのくらいEC売上やPVが発生したか成果が可視化されるので、本部はそれらの実績を店舗やスタッフ個人の評価に役立てることができる。
今回ユナイテッドアローズには、「STAFF START」が提供する5つのオンライン接客機能が導入された。
▷「コーディネート投稿機能」
店舗スタッフが撮影したコーディネート写真に商品情報を紐づけ、ブランド自社ECサイトやSNSなどに投稿する機能
▷「まとめ機能」
店舗スタッフが、店舗でのショーウィンドウを作り上げるように、自社ECサイト上でテーマ設定から記事などのコンテンツ作成できる機能
▷「スタッフレビュー機能」
店舗スタッフが商品についてのレビュー(評価・コメント)を作成し自社ECサイトやSNSに投稿できる機能
▷「PLAY機能」
店舗スタッフが商品の使用感や使用プロセスなどを撮影した動画に商品を紐付け、自社ECサイトやSNSに投稿できる機能
▷「バイヤー機能」
バイヤーやMD(マーチャンダイザー)などが販売を検討しているサンプル品の情報を販売スタッフに共有し、現場の販売スタッフが「売れそう」か「売れなそう」かを評価できる機能
スタッフのスキルや個性をEC顧客にも提供
ユナイテッドアローズ担当者から次のようなコメントが出されている。
「今回の『STAFF START』の導入により、コーディネートに加え、スタッフの販売スキルや個性を活かしたコンテンツをECのお客様にもお届けできることを嬉しく思っています。今後は、より多くのお客様に当社のスタッフや店舗、ブランドのファンとなっていただけるよう、各機能を通してスタッフ起点のコミュニケーションを強化し、新しい商品との出会いや、お買い物・ファッションの楽しさを店舗・ECというチャネルを問わずお届けできればと考えています」
ユナイテッドアローズでは、STAFFSTARTを用いたコーディネートの投稿のみならず、販売スタッフのアカウントで商品を紹介するショートブログなども利用しており、実店舗の優れた接客販売力をオンライン上で再現する取り組みに包括的にチャレンジしているとのことだ。
また一部のブランドにおいてSTAFFSTARTを評価制度に試験的に導入する予定だとしておりSTAFF STARTの導入を通してオンラインとリアルをまたいで顧客とのロイヤリティ醸成が深化することになりそうだ。