GMOペパボが『カラーミーショップ大賞 2022』の受賞ショップを公表

ECのミカタ編集部

MOペパボ株式会社(代表取締役社長:佐藤 健太郎 以下「GMOペパボ」または「同社」)が運営する「カラーミーショップ byGMOペパボ」は、『カラーミーショップ大賞 2022』の授賞式を開催し、受賞ショップを公表した。

全43ショップが各賞を受賞

GMOインターネットグループのGMOペパボが運営する月額制ネットショップ作成サービスの「カラーミーショップ byGMOペパボ」は、2022年5月24日(火)にセルリアンタワー東急ホテル(東京都渋谷区)において、創意工夫を凝らしたネットショップを発掘し表彰するコンテスト『カラーミーショップ大賞 2022』の授賞式を開催し、フェアトレードとエシカルファッション・手仕事のお店「sisam FAIR TRADE」(京都府)が「大賞」を受賞した。

今回は、大賞に選ばれた「sisam FAIR TRADE」(京都府)を含む全43ショップが各賞を受賞。特に、ショップデザイン、商品展開、PR、社会貢献への姿勢など、明確なヴィジョンを元にショップ運営をされているショップが多く選出された。

「カラーミーショップ」は、“低価格・高機能”をコンセプトに、個人から企業まで幅広い顧客事業者が利用しているネットショップ作成サービスだ。「カラーミーショップ」では、多彩なデザインや豊富な拡張機能を活用しながら改良を重ね、売り上げを伸ばしているショップが数多く軒を連ねる。こうした中から、様々な視点で創意工夫を凝らしているショップを発掘し、表彰するのが『カラーミーショップ大賞』だ。

『カラーミーショップ大賞 2022』受賞内容

今年で8度目の開催となる『カラーミーショップ大賞 2022』では、「カラーミーショップ byGMOペパボ」を利用中のショップについて一次審査の対象とする「オファー制」を採用している。

「カラーミーショップ byGMOペパボ」のスタッフによる審査を経て、オファー対象となるショップを選出し、オファーを受けた374ショップをノミネートショップとして公開。一般のインターネットユーザーによる投票を受け付け、その結果を踏まえた最終審査が実施された。

そして今回、「優秀賞(10ショップ)」とその中から最も優秀な1ショップに贈られる「大賞」の選出をはじめ、「地域賞(20ショップ)」、「特別賞(6カテゴリ・10ショップ)」、「にっぽん文化奨励賞(2ショップ)」、「Amazon Pay賞(1ショップ)」の全43ショップの受賞を決定した。

◆大賞:「sisam FAIR TRADE」

[ショップ紹介]
1999年4月25日に京都の郊外で小さなフェアトレードショップとして生まれたシサム工房のネットショップ。創業以来、オリジナルの商品開発を行い、商品の質やデザイン、提案する空間にこだわりながら、チャリティではなく一貫してフェアトレードに事業として取り組んでいる。

[受賞コメント]
私たちは、アジアの色々な国の方々と一緒に、フェアトレードのものづくりを続けています。商品は、たとえばネパールのお母さんたちが手編みしてくれたセーターだったり、インドの村で一つ一つ刺繍してもらったワンピースだったりと、本来オンラインストアで販売するのは難しいと言われるような、決して均一ではない、人の手の中でじっくり時間をかけて作られた物を取り扱っています。ただ、何かそこにこそ今の私たちが豊かに過ごしていくために必要なメッセージが込められているんじゃないかと日々強く感じ、大切に販売しています。

オンラインストア運営は、注文を受けて商品を届けるという一見システマティックでシンプルな仕事に見えますが、その分強く”人”を感じる仕事だなと日々思っています。今日会場でみなさんの話を聴いていて、場所も売っているものも全然違いますが、みなさんそれぞれきっと、大切に思うものを大切に販売されていて、やっぱり顔のみえない誰かを大切にしている仕事なんだなと思いました。

14年前に京都の古いアパートで、手探りではじめた小さな小さなお店が、ここまでたくさんの方と繋がって、応援していただけるお店へと育ててもらえたことがすごく嬉しく、ありがたいです。これからもフェアトレードの仕組みを通じて、もっと楽しく豊かに人と人をつなげられるようなお店を作っていきたいです。

[審査コメント]
途上国の人々による手仕事の作品を販売。コロナ禍による作り手への打撃を抑えるため、実店舗で使えるチケットをネット販売するなど、逆境への対応力が審査員をうならせました。フェアトレード、ひいては社会課題の解決という自社コンセプトをネットショップ上でも貫く姿勢を評価し、大賞に選出いたしました。

◆優秀賞(10ショップ)

「デザイン・PR・売上成長率」の3つの審査基準をバランスよく満たしている上位10ショップを選出。

ショップ名/主な取扱商品
sisam FAIR TRADE/フェアトレード品
NAOT JAPAN/革靴
NATURAL KITCHEN & select/食器・キッチン雑貨
日本製Tシャツメーカー 久米繊維/Tシャツ
かわしま屋/食品・家電
猿田彦珈琲/コーヒー
カタカナ/ファッション雑貨
びっくりカーテン/カーテン
KEYMEMORY Online Shop/ユニセックスファッション
おうちで楽しむ陶器市 うちる/作家もののうつわなど

◆地域賞(20ショップ)

国内7つのエリア(北海道・東北、関東(東京除く)、東京、中部、近畿、中国・四国、九州・沖縄)を代表する20ショップを選出。

地域/ショップ名/主な取扱商品
北海道/スープカレー奥芝商店/スープカレー
秋田県/じゅんさいときりたんぽ安藤食品/じゅんさい
山形県/石木花オンラインストア/盆栽
千葉県/お米と雑穀の専門店 石川商店/米
東京都/KAWAMURA LEATHER/革・革加工用品
東京都/unoa/バレエのセミオーダーウェア
東京都/TOKYO RECYCLE imption/家具
神奈川県/DeLoreans/ペットグッズ
山梨県/kenkengems.com/天然石
長野県/Fika Online Shop/ワイン
愛知県/UZUiRO/レディースファッション
京都府/京都吉兆の贈り物/日本料理
大阪府/CHIROL VINTAGE/アクセサリー
大阪府/BATON ONLINE SHOP/焼き菓子など
広島県/マアル/肌着・布ナプキン
広島県/安芸の島の実/オリーブオイル
佐賀県/まるぶん オンラインストア/有田焼
長崎県/石丸文行堂オンラインストア/文房具
長崎県/たかしま農園/トマト
熊本県/自然派きくち村/野菜・米など

◆特別賞(全6賞・全10ショップ)

ベスト店長賞、ベスト商品賞、ベストセレクト賞、ベストデザイン賞、SDGs賞、新人賞の全6賞、全10ショップを選出。

賞/ショップ名/主な取扱商品/
ベスト店長賞/セレクトショップLisa/レディースファッション
ベスト商品賞/ウサギノネドコ/インテリア雑貨
ベストセレクト賞/ひとくちウイスキー/ウイスキー
ベストデザイン賞/山奥チョコレート日和/チョコレート
SDGs賞/兵左衛門オンラインショップ/箸
新人賞/久保醸造合名会社/調味料
新人賞/五勝手屋本舗/和菓子
新人賞/紡ぎ舎/生活雑貨
新人賞/512 CAFÉ ONLINE SHOP/焼き菓子など
新人賞/ドライフラワー専門店 ブルーム/ドライフラワー

◆にっぽん文化奨励賞(2ショップ)

地域から全国へ。日本から世界へ。ネットショップを使い日本文化を発信している2ショップを選出。

▷株式会社若廣
[審査コメント]株式会社三越伊勢丹 第3MDグループ グループMD部 部長 八重澤 清史氏

福井伝統の食文化から着想を得た、新感覚の缶詰「サバスチャン」。料理にも使いやすい4種のフレーバーは「缶詰とは思えないクオリティ」と審査員にも大好評。満場一致で受賞となりました。

▷kapoc
[審査コメント]株式会社三越伊勢丹 第3MDグループ グループMD部 部長 八重澤 清史氏

現代のライフスタイルに合わせて作られた割烹着「kapoc」は、ファッションとして、作業着としての機能に富んだ優れもの。おしゃれさと実用性を兼ね備えている点が高く評価されました。

◆Amazon Pay賞(1 ショップ)

「Amazon Pay」を導入して、より多くの購入者に簡単・便利な購入体験の提供を実現した1ショップを選出。

▷ケアソク
[審査コメント]アマゾンジャパン合同会社 Amazon Pay 事業本部 事業部長 井野川 拓也氏

商品コンセプトの独自性もさることながら、ショップデザインやコンテンツ充実度もピカイチ。「Amazon Pay」の導入により売上が大きく伸びたことから、今後のさらなる躍進に期待を込めて選出しました。

『カラーミーショップ大賞 2022』総評と今後の展開

アワードの公表に際して同社では次のように述べている。

「『カラーミーショップ大賞 2022』では、ショップデザイン、商品展開、PR、社会貢献への姿勢など、明確なヴィジョンを元にショップ運営をされているショップが多く選出されました。また、今回の受賞ショップの特徴として、商品紹介動画の活用や、ショップオーナー自らが商品写真のモデルとなったりコラムを執筆し掲載したりすることで作り手・スタッフの個性を発信するなど、独自的なPR活動を行うショップが多く見られました。

今後は、各受賞ショップを中心として、ショップや商品の紹介のみならずショップオーナーの魅力を伝える取材コンテンツを、ネットショップ運営のヒントが見つかるWebメディア『よむよむカラーミー』で展開する予定です。そのほか、ショップ運営に役立つセミナーやショップオーナー同士の交流を図るイベントなど、ショップオーナー向けのイベント開催を通じて、ショップオーナーの成長支援も引き続き行ってまいります」

EC構築運営プラットフォームとして多くのECストアが軒を連ねるカラーミ―ショップ。今回も華々しいアワードとなったようだ。国内のEC市場がさらなる発展を遂げる中で、選ばれ続けるプラットフォームとしてストアとのロイヤリティ醸成の意味でも、今後のカラーミーショップ大賞に一層、視線が集まることになりそうだ。


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