Amazon初メーカー専用ブランドストア 花王グループ「花王ストア」オープン

主要46ブランド商品約1,500点 ライフスタイル支える新提案を

Amazonは、Amazonヘルス&ビューティーストア内に「花王ストア」をオープンしたと発表した。同ストアは、花王グループの主要ブランドを集約した、Amazon初のメーカー専用ブランドストアとなる。健康食品や化粧品、衣類用洗剤からペット用品、さらにはギフト商品など、花王の主要46ブランド、約1,500点の商品の中から好みの商品を選ぶことができる。新商品やその季節にオススメしたいブランドまたは商品ジャンルを、花王ストア内トップページで紹介している。

「カテゴリ別」「ブランド別」「ライフスタイル別」の3種類のメニューが用意されており、豊富な商品郡から様々な選択を行える。
中でもライフスタイル別のストアには、何事にも好奇心旺盛で積極的な大人の女性を応援する「おでかけ女史組」、清潔感ある爽やかなビジネスパーソンへの「男みがきストア」、一日の疲れを癒やし気持よく眠れるグッズを紹介する「おやすみじたくストア」、主要46ブランドを全て紹介する「花王プロシリーズ」など、使用用途別の特集が設定されており、各ユーザーのニーズを満たすラインナップを取り揃えている。
「花王製品専門のドラッグストア」として、Amazonならではのショッピングが体験できる仕掛けがある。Amazonは今回のような「新しい発見」につながる、新たな「メーカー専門ブランドストア」を開始した。

Amazonが次々取り組む新たな展開

今回のメーカー専用ストアのオープンや、以前にも芸能人とのコラボレーションストアをオープンしたり、地域コラボ商品、アスリート応援など、昨今のAmazonには今までにない新しい動きを展開する傾向が見て取れる。本国アメリカでは実店舗展開にも着手し、活動の幅はとどまることを知らない勢いだ。だがその反面、第3四半期(7~9月)決算は、売上高は前年同期比20%増の205億8000万ドルだったが赤字幅が前年同期の約11倍に拡大し、純損失が4億3700万ドル(1株当たり95セント)だった。新事業への種まき期であるのか、赤字拡大中の動きに潜むAmazonの狙いも気になるところである。