【Amazon】新たに全国18カ所に配送拠点を開設 広がる翌日配送

ECのミカタ編集部

Amazon(所在地:東京都目黒区)は、日本全国18カ所に、Amazonの配送拠点である、デリバリーステーションを開設することを公表した。

700万点以上の商品の翌日配送が可能に

Amazonは2022年7月27日、日本全国18カ所に、Amazonの配送拠点である、デリバリーステーションを開設することを公表した。これらのデリバリーステーションの開設により、全国のユーザーは数百万点の商品を翌日に受け取りが可能になるという。

また新たに、青森県、岩手県、秋田県、長野県、徳島県、香川県、愛媛県、高知県、熊本県、沖縄県のユーザーが「置き配指定サービス」を利用できるようになるとともに、Amazon独自の配送により700万点以上の商品の翌日配送が可能となる。

同社によれば「置き配指定サービス」は、安全かつ非接触のサービスであることに加え、ユーザーが商品の受取に立ち会う必要がない。Amazonで買い物をする際に、宅配ボックス、ガスメーターボックス、車庫、自転車かご、玄関先など、好きな場所を選択することができる。また再配達の手間が省けるため、CO2排出量の削減につながり、環境に配慮した配送サービスだとしている。

18の新拠点概要

Amazonのデリバリーステーションは、注文のあった商品を全国のフルフィルメントセンターなどから集約し、周辺地域の顧客の玄関先まで届けるAmazonのラスト・マイル・デリバリーの起点となる施設だ。今回の18拠点の新設により、Amazonは日本国内で45拠点以上のデリバリーステーションを展開することとなる。

またAmazonでは、日本国内の対象郵便番号に配送し、置き配指定サービス、Amazonロッカーへの届け、都合の良い日時に届けるなど、顧客の希望に沿った配送を具体化してきた。

2022年に開設する18拠点の名称(仮称)と開設予定月は以下の通りだ。

買い物体験の新時代を切り拓く

アマゾンジャパン合同会社アマゾンロジスティクス・ディレクターのアヴァニシュ・ナライン・シング氏のコメント

「お客様のより近くで、信頼性が高く、安全で迅速かつ効率的な配送を提供する取り組みの一環として、日本国内に18カ所のデリバリーステーションを立ち上げることができ、大変嬉しく思っています。これらのデリバリーステーションの開設により、5,000人以上の方々に多様な働く機会を創出し、Amazon Flexの配送ドライバーとして数千人の方へ、柔軟に働く機会を創出する予定です。北は青森、南は沖縄まで、700万点以上の商品を翌日にお届けすることが可能になり、日本におけるお買い物体験の新時代を切り拓いていきます。今回のデリバリーステーションの開設は、より多くのお客様に「置き配指定サービス」をご利用いただくことができ、お客様の利便性を高めるとともに、ドライバーの再配達を減らすことにもつながります」

このように一部の地域では、数百万点の商品の当日配送が可能となる。正午12時までに注文の場合、同日の午後10時までに商品を届けるサービスを選択できるようになる。また、東京、神奈川、大阪、京都、福岡、宮城、福島、埼玉、千葉、神奈川、愛知などの地域では、「お急ぎ便」「お届け日時指定便」も利用できる。東京都に在住のプライム会員は、当日注文した商品の当日中の受取時間を2つの届け時間帯(16~20時または18~22時)から選択でき、クリックから玄関先までわずか数時間で100万点以上の商品を買うことができるとしている。

さらにAmazonのデリバリーステーションでは、様々な経験、性別、年齢、民族的背景を持つ5,000人以上に、多様でやりがいのある働く機会を創出する予定だという。職種は、拠点の安全衛生、ステーションマネージャー、シフトアシスタント、ラーニングコーディネーター、ドライバーマネージャー、Amazon Flexの配送パートナーなど多岐に渡り、互いに協力しながら商品を届けるとしており、配送拠点の大幅拡充を通してECプラットフォーマーとしての価値をさらに高めることになりそうだ。

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