【ビットキー×LOCCO】置き配対象物件10,000棟へ拡大目指す

ECのミカタ編集部

株式会社ビットキー(本社:東京都中央区、代表取締役:江尻 祐樹・福澤 匡規・寳槻 昌則、以下「ビットキー」または「同社」)は、株式会社LOCCO(本社:東京都中央区、取締役社長:関谷 文隆、以下「LOCCO」)と玄関前置き配サービスを開始することを公表した。

東京23区の一部エリアから

ビットキーは、セイノーホールディングス株式会社のグループ会社であるLOCCOと、2022年8月1日より、ビットキーのスマートロックbitlock GATEがエントランスに設置されたオートロック付きマンションを対象に、玄関前置き配サービスを開始することを公表した。

◆サービス概要

[エリア]
東京都23区の一部エリアから

[サービス開始日]
2022年8月1日配達分から

[対象条件]
bitlock GATE設置済みオートロック付きマンション
(あらかじめ同サービスについて案内し、賛同を得た物件が対象)

[対象荷物]
LOCCOが配送を担当する事業者ECサイトにて注文者が注文時に        「置き配」を指定した荷物 
※今後対象のECサイトは順次追加予定

置き配のステップ

◆1.
bitlock GATEが導入されたマンションの入居者が、LOCCOの「置き配サービスOCCO」を活用するECサイトで商品を注文する際に「置き配」を選択
※対象物件には、本サービス開始および対象ECサイトについて告知済み

◆2.
商品配送時、配送スタッフ専用のスマートフォンアプリを使用して、共用部のオートロックの鍵を解錠*。配達先の玄関前へ置き配。
※今後、暗証番号入力でカギを解錠する物件も対応予定

同機能は、ビットキーの「bitlock GATE」とLOCCOの「置き配サービスOCCO」をAPI連携することで提供される。また暗号化通信を用いることで配送スタッフはセキュアな入館が可能になるとしている。

2024年までに対象物件10,000棟を目指す

公表に際して同社では次のように述べている。

「EC利用世帯の割合は増加傾向にあり、宅配便の取扱個数は2020年の約43億個から、1年間で5億個増加しています。このような中、宅配事業者は荷物の受け取り方の多様化を進め、LOCCOはこれまでもシェア型LCC( Low-Cost Carrier )宅配サービス『OCCO』を通じて、置き配をおこなうことで再配達率の低減に努めてきました。しかし、オートロック付きマンション宛の荷物は、受取人が不在かつ宅配ボックスに空きがない・荷物が大きくて入らないなどの場合、エントランスの鍵を解錠できないため、置き配できず、再配達や返送となる課題がありました。

ビットキーでは、これまでも集合住宅での受注数約6,000棟への『bitlock GATE』の普及を通じて、再配達課題解決を目指してきたことに加え、集合玄関機のリーディングカンパニーとの協業など、配達員がオートロック付きマンションのエントランスを、高いセキュリティレベルのもと解錠・通行できる仕組みの拡大を進めてまいりました。この度、LOCCO配送スタッフ(以下、配送スタッフ)の配送業務負荷軽減や、受取人が受け取りに要する時間の短縮を目的に、本取り組みにいたりました」

また同社は今後について、電子制御ドア向けのスマートロック「bitlock GATE」、およびビットキー製品と連携するマンションの集合玄関機が設置された物件へ対応範囲を拡大することで、2024年に本サービスの対象物件10,000棟を目指すとしている。

さらに対応するECサイトの拡充に努めるほか、受取人の希望に応じて専有部にスマートロックを設置し、玄関内に荷物を届けるドアナカ配送への展開も視野に取り組みを進めるとしており、これからの展開にも注目と言えそうだ。

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