「Pay ID」、SMSで届く認証コードでログインできる「携帯電話番号ログイン」の提供を開始

ECのミカタ編集部

BASE株式会社(所在地:東京都港区、代表取締役CEO:鶴岡 裕太)は、同社が運営する購入者向けショッピングサービス「Pay ID(ペイ アイディー)」において、携帯電話番号(SMS)に届く認証コードを使用して簡単にログインできる新機能「携帯電話番号ログイン」の提供を2022年8月3日に提供開始したと発表した。

これにより、従来のようにパスワードを管理する必要がないため、パスワードを忘れた際の再発行等の不便さを解消できる。また、携帯電話番号(SMS)に届く認証コードを使用することで、本人確認の精度が向上し、パスワードの推測や流出による第三者の不正ログインを防ぐことができるという。

購入者向けショッピングサービス「Pay ID」

「Pay ID」は、BASEが運営するネットショップ作成サービス「BASE(ベイス)」(ショップ開設数180万ショップ、2022年6月現在)を利用して開設されたネットショップで、ID決済を使って買い物ができる購入者向けのショッピングサービス。

「Pay ID」のアプリも提供しており、アプリでは気になる商品を探したり、好きなショップをフォローしたりして、商品の入荷情報やショップの最新情報を受信することができる。

SMSで届く認証コードを使ってログイン

今回新たに提供を開始した「携帯電話番号ログイン」機能は、従来のパスワードのかわりに、携帯電話番号(SMS)に届く6桁の認証コードを入力して「Pay ID」のアカウントにログインができる機能。

認証コードは、発行するたびに新しいコードが生成される使い捨てのパスワードで、認証コードの受け取りには「Pay ID」のユーザー本人が所有する携帯電話番号が必要。認証コードは、1回限り有効で一定時間の使用期限が設定されている。


これによって、パスワードを忘れた際の再発行等の不便さが解消されるだけでなく、本人確認の精度が向上し、パスワードの推測や流出による第三者のログインを防ぐことにつながる。

新規ユーザーは自動的に携帯電話番号ログインが有効に

既存「Pay ID」ユーザーが携帯電話番号ログインを利用するには、本機能を有効化する設定が必要で、携帯電話番号ログインを有効にすると、それ以降、従来のパスワードを使用したログインはできなくなる。

また、8月3日以降に新規で「Pay ID」を利用する人は、「Pay ID」新規登録ページからアカウントを登録すると、次回ログイン時から自動的に携帯電話番号ログインが有効となる。

普段と違う場所や新しいデバイスでログインしようとしたときに、二段階認証が適用され、携帯電話に届いた認証コードの入力を求められることはあるが、オンラインショッピングサービスのログインにおいて、認証コードによるログイン方式を主力にしようとする試みは珍しいのではないだろうか。

さまざまなWebサービスの普及に伴って、1人が所有するID・パスワードの数も増えており、ログインに失敗するケースも後を絶たない。そんな課題に対応した「携帯電話番号ログイン」がユーザーに歓迎されるのか、気になるところだ。

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