不正検知の「かっこ」、シングラとセキュリティ事業における協業を開始

ECのミカタ編集部

かっこ株式会社(本社:東京都港区、代表取締役社長CEO:岩井裕之)は、脆弱性診断をはじめとした統合型セキュリティプラットフォーム「サイバーレスキュー」を展開する株式会社シングラ(本社:東京都品川区、代表取締役:沼田智博)と、セキュリティ事業における協業を開始すると発表した。

これにより、システムの脆弱性診断などのセキュリティソリューションで顕在化したリスクに対して、迅速な不正対策が可能となるという。また、今回の協業開始を記念し、脆弱性診断と不正アクセス対策のキャンペーンを実施する。

サイバーセキュリティの現状

不正アクセスやフィッシング等セキュリティインシデントの発生報告件数は5万件以上(2021年度)にのぼり、年々増加している。それに伴う個人情報漏えい、インターネットバンキングの不正送金、ネット通販での不正購入など、業界や規模を問わず全ての企業・団体が抱える重大なリスクとなっている。

さらに、メールやSMSを通じて、クレジットカード情報を含む個人情報を詐取するフィッシングの報告件数も、2021年度は約53万件と急増している。

サイバー攻撃や事故によってシステム障害・情報漏えい等が発生した際、企業には迅速な復旧対応だけでなく、原因や被害範囲の特定とステークホルダーへの説明が求められる。

企業資産を守るための防御策として、セキュリティ診断の実施や早期検知システムの導入、社内の情報セキュリティに関する体制が適切に運用されているのか、これらの取り組みが説明責任を果たす上での重要なポイントとなる。

かっことシングラが協業を開始

こうした中、デジタルマーケティング支援のノウハウとグローバルネットワークを活用し、セキュリティ統合型プラットフォームサービス「サイバーレスキュー」を展開してきたシングラと、セキュリティ・ペイメント・データサイエンスの技術とノウハウで、ネット通販をはじめとしたオンライン取引での不正注文、不正アクセス/不正ログイン対策を支援してきたかっこが協業。

これにより、潜在的なセキュリティリスクの発見から対策まで、ワンストップで対応できるようになった。

両社のサービスをキャンペーン価格で提供

今回の協業の第一歩として、「サイバーレスキュー」と不正アクセス検知サービス「O-MOTION」をキャンペーン価格で提供する。

【サイバーレスキュー(シングラ)】
・脆弱性診断費用5%値引き

※12月末までの申し込みが条件
※先着5社限定

【O-MOTION(かっこ)】
・不正アクセス検知サービス「O-MOTION」のトライアル無料(通常150万円)
・本導入における初期費用&月額費用2ヶ月無料(O-MOTION LightとStandardプランともに適応)

※12月末までのトライアル申し込みが条件
※先着5社限定

シングラが提供するサイバーレスキューは、ホワイトハッカーによる脆弱性診断やセキュリティコンサルティングのほか、ネットワークを生かし国内外のセキュリティソリューションの提供を行う、セキュリティ統合型プラットフォームサービス。

一方、かっこが提供する「O-MOTION」は、特許を取得した独自の端末特定技術とキータッチなどの操作情報の活用により、正しいID・パスワードによるアクセスであっても、そのアクセスが本当に本人によるものであるのか、不正者による不正アクセスなのかをリアルタイムに検知するクラウドサービスだ。

企業規模に関係なくサイバーセキュリティ対策の重要性がますます高まる中、今回の両社の協業が、より多くの事業者がセキュリティ対策を強化するきっかけになることを期待したい。

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