サイバーエージェント、動画事業の強化を目的に専門子会社2社を設立
動画の視聴、投稿の増大が背景
株式会社サイバーエージェントが、インターネットビジネスにおける動画事業を強化するため、ライブ動画配信サービス事業を行う株式会社タクスタと、動画キュレーションサービス事業を行う株式会社Sanrenp(サンレンプ)の2社を設立することを発表した。設立は、11月4日(火)となる。
近年、インターネット分野ではWi-FiやLTEなどの無線高速回線やスマートフォンの普及にともない、視聴環境が大きく進歩している。大容量通信が無理なくできることから、動画の視聴が増えている。
また、スマートフォン端末のカメラ機能の高性能化とSNSの普及により、一般利用者による動画の撮影、投稿も急速に広まっている。
こうしたトレンドは今後も拡大すると予測されることから、サイバーエージェントではこの2社の設立に踏み切った。
この設立により、動画関連事業を行うサイバーエージェントの連結子会社は、株式会社アメスタ(2013年1月設立)、株式会社渋谷クリップクリエイト(2014年7月設立)を含めて、計4社となる。
なお、サイバーエージェントでは今期の連結業績への影響については軽微であると予想し、現時点での連結業績予想の修正はないとしている。
動画を扱う4つの連結子会社まとめ
動画関連事業を行うサイバーエージェントの連結子会社についてまとめると、次のようになる。
●株式会社アメスタ
「Ameba」内にて、提供するライブ動画配信サービス「AmebaStudio」を運営する。
株式会社渋谷クリップクリエイト
企業とのタイアップクリップ(動画)を制作する。
●株式会社タクスタ
スマートフォン向けライブ動画配信サービス事業を行う。
●株式会社Sanrenp
動画キュレーションメディア事業を行う。
サイバーエージェントはアメブロで知られるAmeba関連事業とインターネット広告代理店事業を主体に事業を展開し、子会社や関連会社も多い。
今回の設立により、それぞれ別の業務を行う動画関連子会社が4社そろうことで、事業はさらに拡大していくと推測される。