auPAYマーケットに出店するには?プランや費用、メリットをわかりやすく解説
近年ECサイト全体の成長率を上回る成長をとげているauPAYマーケット。
そんなauPAYマーケットに出店することでどのようなメリットが得られるのでしょうか。
モールの出店を考えているECサイト事業者様向けにauPAYマーケットの基本情報や出店方法を詳しく解説していきます。本記事を読んで、auPAYマーケットに出店するまでのイメージを鮮明にしましょう。
auPAYマーケットとは
引用:https://wowma.shop/
auPAYマーケットとは、auコマース&ライフ株式会社とKDDI株式会社が共同で運営している総合ショッピングモールで、15,000店舗(2019年時点)以上が出店しています。
2017年に前身であるWowma!のサービスが開始され、2020年にauPAYマーケットへと名称が変更となりました。名前の通り「au経済圏」のユーザーがメインターゲットですが、auIDのオープン化によってauユーザー以外もマーケットに誘導しています。また、改称と同時に行われたPontaポイントとの統合でさらなる集客力に期待できる総合ショッピングモールです。
auPAYマーケットの特徴
auPAYマーケットの特徴を説明していきます。
ユーザー層
auPAYマーケットのユーザー層の特徴は以下の通りで、売上の97%がスマートフォンからとなっており、非常にモバイルに強いサイトと言えます。
また、サービスの利用者層は30〜50代が中心ですが、コロナ禍の影響で60代の利用も増加しているようです。男女比はほぼ変わらないですが、スポーツ・アウトドアやDIY商品を中心に男性客が増えてきています。
引用:https://wowma.shop/
auPAYマーケットならではのサービスがある
auPAYマーケットには、「ライブコマース」や「auPAYマーケットsalon」というものがあります。
「ライブコマース」とは商品をLIVE形式で配信できるサービスで、通常とは異なる方法でユーザーに商品をアピールすることができます。ユーザーはアプリで生配信を見ながら、コメントしたりそのまま購入することができます。
「auPAYマーケットsalon」とは、出店店舗の売上アップをサポートしてくれるオンラインサービスです。基本設定や運営に関わる基礎、新機能の紹介など充実したコンテンツが配信されます。
このように、より集客や売上を伸ばすためのサービスが豊富なことも特徴です。
auPAYマーケットに出店するには
出店の流れ
auPAYマーケットは、申し込みから平均1ヶ月ほどで開店することができます。以下で流れを説明します。
引用:https://wowma.shop/
WEBから申し込み
まずは、公式HP(https://wowma.shop/)から仮申し込みをします。
GmailやYahoo!メールなどのフリーアドレスは使用できないため、独自のドメインを取得する必要があります。
書類の送付
次に、取得3ヶ月以内の「印鑑登録証明書」と「履歴事項全部証明書」を用意します。
審査開始
WEBから出店申し込みを完了すると、5営業日以内に審査結果通知が届きます。
必要書類の送付
審査に通過したら、auPAYマーケットから必要書類が送られてくるので、記入して送付します。書類は「入会申込書」「口座振替依頼書」等です。
店舗オープン
書類を送付したら、店舗ページの作成や商品登録などの開店に向けた準備を行います。
auPAYマーケットの出店審査のポイント
auPAYマーケットの出店審査は、法人だけでなく個人も出店可能なことからそれほど難しくないとされており、小規模なショップでも出店できます。ただし、出店申請の段階でも対応が雑だったり、返答スピードが遅いと、悪い印象を与えてしまい申請が却下される可能性があるので気をつけましょう。
auPAYマーケット出店料は?
ここでは、auPAYマーケットに出店する際の料金プランを紹介します。
料金プランには「シンプル出店プラン」と「コミコミ出店プラン」の2つのプランがあります。どちらも初期費用は無料、月額利用料は5,280円のため、比較的参入しやすいでしょう。また、契約は年単位となっています。
シンプル出店プラン
シンプル出店プランは、決済サービス導入料を含んでいないプランです。そのため、自社で決済サービス導入料を契約する必要があります。
コミコミ出店プラン
コミコミ出店プランは、成約手数料に決済サービスの利用にかかる各種料金を含んだプランです。売上が上がるほど成約手数料が下がります。また、決済手数料には通常3.7〜4.7%程度かかるため、総合的に見るとコミコミ出店プランの方がお得と言えます。
コミコミ出店プランで申請して決済会社の審査に通らなかった場合は、シンプル出店プランでの出店が可能となります。
auPAYマーケットに出店するメリット
ここでは、auPAYマーケットに出店することで得られるメリットを紹介します。
集客力に期待できる
auPAYマーケットは、3,800万人のauユーザーだけではなく、1億人を超えるPontaカード会員へのリーチが可能です。KDDIが推進する「au経済圏」の拡大施策によって、auの関連サービスを利用している全てのユーザーを対象に誘導をしています。
シンプルでわかりやすい料金体系
auPAYマーケットは、初期費用は0円・月額利用料は5,280円で、各種手数料が一括となっているので、わかりやすい料金体系となっています。ECモールへの出店が初めての方でも安心して始められる環境が揃っているのは嬉しいですね。
競合が少ない
楽天やAmazonはすでに多くの企業が参入しているため参入障壁が高いですが、auPAYマーケットは比較的新しいECモールのため、先行者優位が得やすいといえます。上記2つのサイトより規模は小さいですが、サービス開始時から順調に流通総額が伸びているため今後にも期待できます。
ユーザーとの豊富なコミュニケーション手段
auPAYマーケットでは、メルマガの他に「タイムライン機能」が利用できます。ユーザーが商品や店舗をお気に入り登録すると、その店舗が実施するポイントアップやタイムセール・クーポン情報がタイムライン上に表示されます。店舗はお気に入りされた商品に合わせてカスタマイズしたメッセージを送ることができます。
まとめ
auPAYマーケットは、2017年から開始された比較的新しいECモールですが、流通総額も年々上昇している成長が期待できるマーケットプレイスです。費用も比較的安くて参入しやすいので、初めてモールに出店される方にもおすすめです。
「楽天やAmazonなどの大規模なモールでは人気店に埋もれてしまわないか心配」という方でも売上を伸ばすチャンスはあるでしょう。
この記事を読んでauPAYマーケットの特徴をつかみ、ぜひ出店を検討してみてください!