不正注文検知サービス「O-PLUX」が「Shopify」と連携スタート

不正注文検知サービス「O-PLUX」がマルチチャネルコマースプラットフォーム「Shopify」と連携スタート

ネット通販における安全なインフラ作りに貢献するかっこ株式会社(以下、かっこ)が提供する、不正注文検知サービス「O-PLUX」は、世界最大級のマルチチャネルコマースプラットフォーム「Shopify」とシステム連携を開始した。

手軽に不正対策が可能となる

Shopifyと、かっこが提供する不正注文検知サービス「O-PLUX」がシステム連携することにより、Shopifyを利用するEC事業者は、システム開発なしに「O-PLUX」を導入可能となった。

これまで不正対策を自動連携で利用するためには、加盟事業者自ら「O-PLUX」とのシステム開発をおこなう必要があったが、アプリに追加されたことにより、Shopifyを利用するEC事業者は、Shopifyアプリストアから「O-PLUX」をインストールするだけで不正対策を実施できるようなる。そのためシステム開発コストや時間を短縮し、手軽に不正対策をはじめることが可能となった。

◆「O-PLUX」概要

▷データサイエンスを活用した独自の審査ロジックにより、不正注文をリアルタイムに検知し、クレジットカードのなりすまし注文、不正転売・悪質転売、後払い未払い等の不正被害の防止及び審査業務の自動化を実現するクラウドサービス

更なるセキュリティ対策が求められている

経済産業省発表の「令和3年度デジタル取引環境整備事業(電子商取引に関する市場調査)(2022年8月)」によると、2021年の日本国内の消費者向け電子商取引(BtoC EC)市場は、前年比7.3%増の20兆6,950億円と成長を続ける一方、クレジットカード番号等の情報を盗まれ不正に使われる「番号盗用被害」の被害額は2022年1月〜6月で既に206.5億円(前年同期比32%増)にも及んでいる。(※1)

このような状況を受け、2022年6月には経済産業省より「クレジットカードシステムのセキュリティ対策のさらなる強化に向けた方向性(クレジット・セキュリティ対策ビジョン2025)」が発表され、安心安全なクレジットカードにおける利用環境の整備に関する方向性が示されるなど、EC事業者においては更なるセキュリティ対策の強化が求められている。

このような背景をもとに、「Shopifyアプリストア」にてShopifyアプリとして新たに「O-PLUX」が追加されることとなった。さらに今回の取り組みを記念して、2022年12月28日までに申し込みをおこなったShopifyを利用者限定で「O-PLUX」のトライアルを無料で提供するとしている。

「O-PLUX」はShopifyだけではなく、様々なECサイトとの連携を進めており、その数は今後も拡大予定である。今回のShopifyとの連携は、多くの事業者にとって安心材料の1つとなるだろう。

トライアルの問い合わせ:https://frauddetection.cacco.co.jp/contact/
Shopifyアプリストア 詳細: https://apps.shopify.com/o-plux-2?locale=ja

(※1)一般社団法人日本クレジット協会:「クレジットカード不正利用被害額の発生状況(2022年6月)」

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