w2ソリューションとドーモが提携、より速く安全なECプラットフォームに
w2ソリューション株式会社(本社:東京都中央区、代表取締役CEO:山田 大樹、以下「w2ソリューション」または「同社」)は、株式会社ドーモ(東京都中央区、代表取締役:占部雅一、以下「ドーモ」)と業務提携契約を締結した。
「Googleコアウェブバイタル」に対応
ECプラットフォームを提供するw2ソリューションは、Cloudflare(クラウドフレア)公式認定パートナーであるドーモと業務提携契約を締結した。これによりw2ソリューションが提供するD2C・定期通販向けECプラットフォーム「リピートPLUS」・オムニチャネル対応型総合ECプラットフォーム「w2Commerce」と、Webサイトの高速化とセキュリティ対策を専門とするドーモが提供するSaaSツール「Cloudflare(クラウドフレア)」が連携する。
同社は、この提携と連携によって、EC事業者のWeb戦略において昨年から重要度が高まっている「Googleコアウェブバイタル」をはじめとしたページエクスペリエンスシグナルの対応と、Webサイトに対する不正アクセス、クレジットカード情報を窃取などのサイバー攻撃を防ぐ機能(WAF、DDoS、bot対策)も併せて利用が可能になるとしている。
メンズコスメZIGEN [ジゲン] ECショップでの導入効果
同社は、Cloudflare(クラウドフレア)の実証結果として、D2C定期通販ECプラットフォーム「リピートPLUS」を利用しているZIGEN株式会社では、高解像度の画像利用が多くLP表示スピードに悩みを抱えていたが、以下の導入効果を得ることができたとしている。
◆サイト表示スピードを最大62.5%改善(8秒→3秒)
Googleが重要視する指標の1つのSpeed Indexが、8秒から3秒と5秒高速化したことでユーザー体験が向上し、離脱を防ぐ効果が期待できる。
※SpeedIndexとは、ページのコンテンツがどれだけ早く目に見える形で表示されているかを示すページ読み込み性能の指標。
◆画像容量が最大53%削減
「Cloudflare(クラウドフレア)」には、画像を自動で軽量化(画像によってはWebPに自動変換)する機能があり、導入後は、全ページのサイト表示スピード(ファーストビュー、表示完了)やコアウェブバイタル(LCP)が高速化される。特に画像の多いLP(ランディングページ)や、ファッションサイトの場合、高い速度改善効果が期待できる。
◆コアウェブバイタル(LCP:Largest Contentful Paint)最大32%改善(3.8秒→2.5秒)
サイトの最大画像の読み込みスピードを測るLCPは2.5秒以内に短縮化され、グリーン(緑)の合格サインを確保することができた。これによりSEOランクのマイナス影響を防いでいる。
◆増えるサイバー攻撃の遮断を大幅に強化
「Cloudflare(クラウドフレア)」には、極めて強力なWebサイトのセキュリティ機能が備わっている。リアルな最新攻撃のビッグデータを元に、AIによる分析対応を素早く実行。インテリジェンスなWAFシグネチャを自動適用し、DDoS攻撃やBot攻撃、リスト型攻撃など、増大するオンライン上の脅威からWebサイトを守る。
セキュアな環境を構築しつつ高速化を実現
このようにw2ソリューションとドーモが業務提携契約を締結し、w2ソリューションが提供するD2C・定期通販向けECプラットフォーム「リピートPLUS」・オムニチャネル対応型総合ECプラットフォーム「w2Commerce」と、Webサイトの高速化とセキュリティ対策を専門とするドーモが提供するSaaSツール「Cloudflare(クラウドフレア)」が連携を実現した。
これにより、EC事業者のWeb戦略において重要度が高まっている「Googleコアウェブバイタル」をはじめとしたページエクスペリエンスシグナルの対応と、Webサイトに対する不正アクセス、クレジットカード情報を窃取などのサイバー攻撃を防ぐ機能が利用可能になった。
ECビジネスを展開する上においてもサイバー攻撃や不正購入などに対する防御は極めて重要だが、一方で、セキュアな環境を構築することでWebの読み込み速度が低下することも一般的に見受けられる。同社のソリューションはセキュリティを担保しつつ、読み込み速度も高速化が可能なものとなっており、導入事例を通してSEO対策や閲覧者のサイト離脱防止の面からもアドバンテージを示したと言えそうだ。