JR東日本の商品受け取りサービス「ネットでエキナカ」
エキュートなどで11月17日より
東日本旅客鉄道株式会社(JR東日本)は、インターネットで商品を注文してエキナカ店舗、または自宅等で受け取ることができるサービス「ネットでエキナカ」を2014年11月17日より2016年3月末まで期間限定で実施する。
エキナカとは、JR東日本の駅スペース活用事業の一つで、改札内外問わず駅に展開する商業スペースを指している。
今サービスはエキュート(大宮、品川、品川サウス、立川、日暮里、東京、上野)、グランスタ(東京)、セントラルストリート(東京)、ホテルメトロポリタン エドモンド(飯田橋)で実施し、期間中順次拡大していく予定だ。
購買行動が多様化する中「ネットでエキナカ」サービスにより、インターネットとリアル店舗を融合することで、利用者の利便性を高めJR東日本沿線のエキナカ価値向上につなげたいとしている。今サービスは2014年4月から5月まで、オムニチャネル化に向け、母の日ギフト需要をターゲットに試行していた経緯を持つ。今回は前回の試行を踏まえ期間の延長と、取り扱い店舗の拡大を行うようだ。
今サービスの対象商品はクリスマスケーキやおせち料理、バレンタインデー向けチョコレートなど各催事向け商品やスイーツなど、対象店舗で取り扱う商品約150種類。サイトは11月17日にオープンする。
盛り上がる店舗受け取りサービス
セブン&アイは店舗受け取りサービスの強化を先日発表し、ヨドバシカメラは梅田と秋葉原の店舗で24時間店舗受け取り専用窓口を設置、楽天は駅などに楽天BOXを設置し受け取りサービスを開始するなど、注文商品の受け取りサービスは最近活発な動きを見せている。
働きに出ている人の場合、自宅は留守にしている時間のほうが多く、また宅配可能な時間に在宅することが難しい人が多いだろう。そのような背景を考慮すると、コンビニや駅などのインフラを荷物保管と受け取りに利用するのは有用であり、ネットと実店舗をつなぐ理想的なオムニチャネル戦略と言える。また、一人暮らしの女性など、宅配業者といえど自宅訪問されることに不安を覚える人にも助かるサービスではないだろうか。
-編集部-