BEENOS株式会社の連結子会社である、BEENOS Entertainment株式会社（以下：BEENOS Entertainment）はエンタメ特化型ECサイト構築サービス「Groobee」に、イベントグッズを並ばずに商品を注文できる決済サービス機能（以下：本機能）を追加したことを公表した。

物販の行列緩和DXへの取り組みが容易に

「Groobee」は2021年1月に提供開始したアーティストやアニメ、キャラクターのコンテンツに特化した、エンターテインメントに最適な機能が詰まったサイト構築サービスである。

本機能の追加によって、ライブやイベント用グッズをGroobee上で事前に「注文」・「受け取り時間の選択」・「決済」することができ、顧客は混雑した物販会場でも長時間行列に並ぶことなく目的の商品を会場で受け取ることが可能になった。

アーティストやエンタメ事業者にとっても、イベント物販のモバイルオーダーサービスをECから一気通貫で活用できるようになるため、物販の行列緩和DXへの取り組みが容易になるだろう。

また、ECサイト内に機能追加することで、課題であった在庫の連動管理が可能になった。これにより、販売機会のロスを避けることができ、ライブイベントなどの物販の運営がさらにスムーズに実施できるとしている。

本機能は既に株式会社セガの「シンパシー2023」公式グッズストアに導入されており、今後も導入数は増加していくことが考えられるだろう。

エンタメに特化した柔軟なサービスへ

本機能追加の背景について、BEENOS Entertainmentは以下のようにコメントしている。

「BEENOS Entertainmentでは、2019年11月よりライブグッズ購入に伴う行列緩和を実現するモバイルオーダー・決済サービス『narabee』を提供してまいりました。ファンの負担軽減を実現するnarabeeはストレスフリーな多くのユーザーやイベント事業者に好評いただいておりましたが、在庫管理の簡略化などのご要望もいただいており、この度、更に機能を拡充するために、会場受け取り機能としてGroobeeに追加することで、よりエンターテインメントに特化した柔軟なサービスをご提供します」

人気の商品やアイテムに対して、朝早くもしくは前日の夜から並ぶという光景は珍しくない。本機能の追加は業務をスムーズに行える運営側はもちろん、イベントへの参加活動を長く続けたいと考えるファンにとっても喜ばしいはずだ。

BEENOS Entertainmentは今後もアーティストもファンも楽しめるエンタメDXを促進させ、ファンコミュニティの活性化に貢献するとしている。今後の動向に注目すべきといえるだろう。