広告費の分割・後払いサービス「AD YELL」が9カ月で総額100億円
株式会社バンカブル(本社:東京都千代田区、代表取締役社長:髙瀬大輔、以下、バンカブル)は、提供する広告費分割・後払い(BNPL※1)サービス「AD YELL(アドエール)」において、取り扱い広告費の総額(以下、GMV※2)が100億円を突破したと発表。2022年5月の正式ローンチから9カ月での達成となる。
Web広告の出稿費用を分割・後払いにする「AD YELL」とは
「AD YELL」は、Web広告の出稿費用を4回に分割・後払いすることが可能となるサービスだ。デジタルホールディングスグループが20年以上に渡り支援してきた、広告事業のノウハウをもとに構築された投資効果の予測モデルに基づいて開発しており、適切な広告シミュレーションおよびモニタリングを実現する機能を有している。原則として決算書・担保・連帯保証人の用意が不要(※3)で、オンラインによる申し込みから最短3営業日で利用可能になる。
サポート額は、ECストアデータと申込み事業者からのヒアリング情報をもとに、投資に対するリターン予測を行い算出。分割支払い予定額やECストアの売上実績などの必要な情報がマイページで一元管理できるだけでなく、バンカブルのCSチームによるサポート体制も構築している。
これらのサービスを通じて、事業者のキャッシュサイクルを改善し、運転資金を圧迫しない形で事業成長を支援している。
「AD YELL」GMV増加の背景
2022年、岸田政権下でスタートアップ支援策が始動し、スタートアップ・ベンチャー企業に明るい兆しが見えた一方で、世界情勢や円安等の影響もあり、そうした企業を取り巻くビジネス環境は厳しい状況にある。こうした中、事業成長へアクセルを踏み込むためには必要不可欠ながら、金融機関からは融資を受けにくい広告費を、事業者が分割・後払い(BNPL)することを可能にするこ「AD YELL」の利用が増加したものと考えらる。これまでの利用事業者の売上高は中央値で62.1%(※4)の成長を遂げており、「キャッシュフローが改善する」「成長スピードが格段に上がる」といった声が寄せられているという。
今後も増加傾向があると同社では予測しており、「事業者様の資金繰りをスムーズにして成長曲線を上げる」ことをサポートしていくという。
すでに導入企業が資金調達を達成するなど、確実な成果を出している「AD YELL」。スタートアップからのステップアップを考える事業者にとって、強い味方となりそうだ。
※1 BNPL(Buy Now, Pay Later)とは、後払い式の決済手段を指す。信用調査が簡易なため、欧米・若年層を中心に市場の広がりを見せている。今後、さらなる市場規模の拡大が予測されており、BtoB向けサービスの広がりも注目を集めている。
※2 GMV(Gross Merchandise Value)とは、「流通取引総額」と訳される。当社では、「AD YELL」経由で取引されている広告費総額を指す。
※3 「決算書・担保・連帯保証不要」は原則であり、場合によってはその限りではない。
※4 過去全ての「AD YELL」をご利用いただいたお客様のサービス利用事前事後の売上高比較の中央値。